...望蜀生(ぼうしよくせい)と共(とも)に陣屋横町(ぢんやよこちやう)を立出(たちい)でた...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...玉蜀黍(もろこし)を二人互ひに土産(みやげ)かな老の耳露ちる音を聞き澄ます八月二十二日 山中湖畔下(さが)り山(やま)...
高浜虚子 「六百句」
...玉蜀黍(とうもろこし)の広葉がガサガサと風になびいた...
田山花袋 「田舎教師」
...これは玉蜀黍(とうもろこし)を乾す小屋で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...父親はお庄の真赤になって炙っている玉蜀黍を一つ取り上げると...
徳田秋声 「足迹」
...紅蜀葵(こうしょくき)の花が咲いた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...西の空に見えた夕月がだんだん大きくなって東の空から蜀黍の垣根に出るようになって畑の西瓜もぐっと蔓を突きあげてどっしりと黄色な臀を据えた...
長塚節 「太十と其犬」
...「お内儀(かみ)さんいふ通(とほり)にしあんしたよ」「其(そ)の蜀黍(もろこし)は何處(どこ)へ遣(や)つたい」「わたしやどうしてえゝか知(し)んねえから川(かは)へ持(も)つて行(い)つて打棄(うつちや)りあんした」「さうかい...
長塚節 「土」
...蜀紅葵の花弁(はなびら)は燃えながら...
夏目漱石 「思い出す事など」
...遠く散在する粟畑玉蜀黍畑の上...
三好達治 「測量船」
...歌に「蜀望荊州方可想...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自ら蜀の忠臣をもって任ずるものである...
吉川英治 「三国志」
...西蜀あたりの情報はかなり迅く...
吉川英治 「三国志」
...「蜀軍七十余万が...
吉川英治 「三国志」
...いちど蜀は野を隔てた...
吉川英治 「三国志」
...蜀にも孔明がいる以上...
吉川英治 「三国志」
...蜀兵がわが火計にかかって...
吉川英治 「三国志」
...蜀軍数十万を殺すに何の刃(やいば)を要そうや...
吉川英治 「三国志」
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