...昔西洋の雑誌小説で蛾のお化けの出るのを読んだことがあるが...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...酔テ扶ク二蛾眉ヲ一月下ノ船...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...蛾蝶(がちょう)時代の三期に分れる...
萩原朔太郎 「老年と人生」
...誓ふべし山の秘密を守るべし蛾よ我が路に寄り来る勿れ若葉の頃塩原での歌...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...白い蛾が彼の行く道を横ぎりながら...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...千蛾は前言を取消して...
吉川英治 「江戸三国志」
...千蛾の手元を黙然とながめていました...
吉川英治 「江戸三国志」
...蛾(が)の行列みたいに...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...蛾次郎(がじろう)は枯(か)れ木の火を蹴(け)ちらし...
吉川英治 「神州天馬侠」
...越前へ」蛾次郎はおどろいた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...お腹(なか)の虫がチャンチャラおどりをしたいとサ」「きッとか!蛾次郎(がじろう)!」「おどかすねえ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いまでも、裾野当時(すそのとうじ)の気持で、じぶんへあやまるのに、親方(おやかた)親方と呼(よ)んだところが、いくぶんか正直(しょうじき)らしいと、おかしくなって、この蛾次郎には、竹童へ向かったような、ああいう本気にはなれなかった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...蛾次郎(がじろう)はニヤニヤとなるのをかくしながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...泣き虫の蛾次郎(がじろう)だった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...蛾次郎(がじろう)と竹童(ちくどう)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...竹童(ちくどう)と蛾次郎(がじろう)の争闘(そうとう)から端(たん)をはっした馬糧小屋(まぐさごや)の出火(しゅっか)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...さんざん逃げまわった蛾次郎は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...うつせみかまゆを脱(ぬ)けた蛾(が)のように老いさらぼうておりまする」「道理で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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