...西域(せいいき)から来た蛮僧である...
芥川龍之介 「酒虫」
...蛮声終れば拍手急霰(きゅうさん)のごとし...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...それは日蓮宗(にちれんしゅう)の太鼓や野蛮人の手拍子足拍子のようなもので...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...これでは野蛮人扱いだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...必ずしも蛮勇と僥倖(ぎょうこう)とのみは言えない――ドコかに一片の至誠の人を打つものがあり...
中里介山 「大菩薩峠」
...このウフイの蛮習が形式化されたものであることを...
中山太郎 「屍体と民俗」
...見違えるように蛮色(ばんしょく)を帯びた彼は...
夏目漱石 「門」
...手に入れた南蛮(なんばん)物の毒を入れて置いた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木下杢太郎氏の「南蛮寺門前」を中沢弘光氏の後景...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...がむしゃらで、野蛮で、喧嘩早くて、頬や襟あしに生毛(うぶげ)をモジャモジャさせながら、元気いっぱいに、しょっちゅう体操の教師などとやり合っていた『タフさん』...
久生十蘭 「キャラコさん」
...隣り住む南蛮寺の鐘の音に涙の落つる春の夕暮暫くではあつたが千駄ヶ谷を出て神田の紅梅町に移られ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...あんな野蛮な口論をした周子ではあるが...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...燕子花(渓蛮叢笑) オオヒエンソウ右の様に従来我邦で用いられている漢名にはその適用を誤っているものがすこぶる多い...
牧野富太郎 「植物記」
...同じ鳥類の中でも一段と野蛮なものであり...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...南蛮勢は、前後に蜀軍を見て、いよいよ度を失い、谿(たに)へ飛びこんで頭を砕く者、木へよじ登って焼け死ぬ者、また討たれる者や降る者や、数知れない程だった...
吉川英治 「三国志」
...蛮軍は気負うこと満々...
吉川英治 「三国志」
...唐船(からふね)蛮船(ばんせん)の入津(にゅうしん)も絶えない折から...
吉川英治 「新書太閤記」
...南蛮(なんばん)渡りの縞衣(しまぎぬ)を着て...
吉川英治 「増長天王」
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