...律動的な音は子供でも野蛮人でも自然に踊り出させるのであるが...
寺田寅彦 「映画芸術」
...戦争が始まるとたちまちにして吾々は野蛮人になり...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...未開時代の蛮民が自然から受けたものに比べて「量」においても優るとも劣らぬばかりでなく「質」においても更に怖ろしいものではあるまいか...
寺田寅彦 「帝展を見ざるの記」
...ただ我は貧にして野蛮なる国にして彼は富んで文明なる国なるがゆえなることを...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...生き物の肉をむしゃむしゃ食う毛唐の奴の方が野蛮なんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...親爺(おやぢ)の若い頃の様な野蛮時代にあつてこそ...
夏目漱石 「それから」
...親分」「子育て観音だよ」「ヘエ――」「南蛮仏とも言うよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蛮勇があることだけ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...此上もなく懦弱で臆病で艶麗な王の命令で神通蛮勇の猿が悪魔と戦ふ……それが為に悪魔に斃されてしまつても...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...「マイエーの蛮族は草を追ふた...
牧野信一 「南風譜」
...はるかに野蛮であると思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...最近の大戦のような文化生活の破壊を試みる一大蛮行が突如として発生もしましたが...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
...唯(たゞ)欧洲に無い野蛮趣味と新しい形とを出して観せたいのらしい...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...――寨門(さいもん)を出ていった蛮将は...
吉川英治 「三国志」
...蛮軍数万の土兵にまでこれを宣したので...
吉川英治 「三国志」
...孔明が南蛮(なんばん)に遠征する以前...
吉川英治 「三国志」
...南蛮(なんばん)わたりの短銃(たんじゅう)がおちている……」「宮内(くない)さま...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ばてれん達が本国から連れて来た料理人に製(つく)らせた南蛮菓子を器(うつわ)に容(い)れた物とを捧げて...
吉川英治 「新書太閤記」
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