...恐ろしい大蛇のような者から附け覘(ねら)われてでもいるかのように気味悪るがって...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...蛇のような奸策(かんさく)に満ち満ちていたのを...
太宰治 「斜陽」
...長蛇のような亀甲橋を振返って...
中里介山 「大菩薩峠」
...後ろから巻きついた白い蛇のような人間の腕が...
中里介山 「大菩薩峠」
...毒蛇のような匕首(あいくち)...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...蛇のような身体(からだ)の人があり...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...鎌首をもたげた蛇のような鋭いようすが現われた...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...「コラン支持者様」彼女が蛇のような毒々しい探るような視線を学生に投げかけつつ言った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...大きな海蛇のようなものだった...
久生十蘭 「地底獣国」
...大蛇のような長い頸を持った...
久生十蘭 「地底獣国」
...その蛇のような尻尾を結んだように巻いてしまいました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...じっとにらんだ怪物が蛇のような触手を伸ばし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...あったぞと叫んで掴(つか)んだのは蛇のような細い海藻だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...頭から長い歯や蛇のような鼻が出ている...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...二疋の蛇のような異様な姿として描かれて来るのだった...
横光利一 「旅愁」
...白蛇のようなお蝶の両腕が...
吉川英治 「江戸三国志」
...ニコロの青蛇のような首抱いて...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
...背後(うしろ)から大蛇のような蚯蚓(みみず)の奴が我々の隙をねらっているのではないか――そんな狂気染(じみ)た気持にさえなって来る...
蘭郁二郎 「火星の魔術師」
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