...愛想の尽きた蛆虫(うじむし)め...
泉鏡花 「婦系図」
...お前達はさういふ蛆虫が...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...蛆虫(うじむし)も共に落下...
太宰治 「創生記」
...その忌まわしい蛆虫(うじむし)から理性をかじられ心を汚されているのだ――われわれを保護すべき役目をもってる人々から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...侵蝕(しんしょく)的な蛆虫(うじむし)が住んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...蛆虫(うじむし)のように縁類を嫌がらせた...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...僕は簗一本をまるまる食い尽くす蛆虫を連想してしまうんです」「それだよ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...癩菌が恰も蛆虫かなんぞのやうに指で触れ得るもののやうに思はれ...
北條民雄 「間木老人」
...われわれは蛆虫なんだ」と彼は自分で自分に返事をして...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...蛆虫(うじむし)を宇治武者にいい做(な)したのだ(石崎文雅『郷談』)...
南方熊楠 「十二支考」
...この蛆虫(うじむし)を再び本(もと)の狗の形に戻してくれぬか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...(ルクレティウス)(a)人間は死んでその四肢を蛆虫に噛まれるとき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...鳥けだものや蛆虫の餌食とすることがいかに残酷な非行であったか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
......
山村暮鳥 「或る淫売婦におくる詩」
...代議士とかいうものは一列一体に太平の世に湧いた蛆虫(うじむし)ぐらいにしか思っていなかったのであろう...
夢野久作 「近世快人伝」
...それでは一つ吾輩の正体を明らかにして全世界三十億の蛆虫(うじむし)共をパンクさせてくれるかな...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...蛆虫どもを踏みつぶしてくれる...
吉川英治 「三国志」
...「なんだッ蛆虫(うじむし)」「め...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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