...……それが可厭(いや)なら蝦蛄(しやこ)の天麩羅(てんぷら)...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...たまさかその巣に潜り込んで鳴いている螻蛄(けら)のせいで...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...蛄草露に終ると孰(いづ)れぞや...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...霊椿をして蛄(けいこ)たらしめんと欲するなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...蝦蛄(しやこ)の這ふ樣にずらり足杭を見せた棧橋が見ものだ...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...ころ/\に螻蛄ははやす...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...のそのそと歩きまわる蛄(ざりがに)...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...網には蛄(ざりがに)が二匹ひっかかっていたし...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...まるで袋から蛄(ざりがに)を逃がしたように...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...蜊蛄(えび)を捜しまはつたこともある...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...罵る相手に蛄(ざりがに)をつかんで投げつけてゐるのや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...中に蟹(かに)や蝦(えび)や蝦蛄(しゃこ)なんかが入っていたらさぞ旨かろうな」...
森於菟 「オフ・ア・ラ・コック・ファンタスティーク」
...田螺(たにし)蛄(けら)から家々の口争い...
柳田国男 「年中行事覚書」
...お螻蛄(けら)だと思って勘弁してやるから」いつの間にか...
吉川英治 「銀河まつり」
...蛄(けいこ)を蛄を」]して霊椿たらしめんと欲するなり...
吉田松陰 「留魂録」
...霊椿をして蛄たらしめんと蛄たらしめんと」]欲するなり...
吉田松陰 「留魂録」
...大きな図体(ずうたい)をした蛄(ざりがに)がいくつとなく現われてくる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...蛄(ざりがに)は...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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