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石川啄木 「一握の砂」
...火だけは盛(さかん)だから炎天の蚯蚓(みみず)のようだ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...蓼の紅は蚯蚓(みみず)が爛(ただ)れたかと疑われる...
泉鏡花 「瓜の涙」
...等(ひと)しく之れ土居(どきよ)して土食(どしよく)する一ツ穴(あな)の蚯蚓(みゝず)(おけら)の徒(ともがら)なれば何(いづ)れを高(たか)しとし何(いづ)れを低(ひく)しとなさん...
三文字屋金平 「為文学者経」
...感覚のない土から蚯蚓(みみず)が生まれる...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...若い男子の共同生活が蚯蚓の群居であるとすれば...
豊島与志雄 「春」
...蚯蚓(みゝず)と古釘とが滅茶々々に雜居したやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蚯蚓(みゝず)ばれもありやしまい」「さうですか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蚯蚓(めめず)ほどの守宮の子が梁のおもて一杯に目白おしになって動きまわるンで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...蚯蚓腫れほどでもないことをさとると...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...蚯蚓(みみず)と...
火野葦平 「花と龍」
...お前は私みたいに蚯蚓をこわがらないので...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...蚯蚓(みみず)鳴くや土の達磨(だるま)はもとの土〔『ホトトギス』第二巻第一号 明治31・10・10〕...
正岡子規 「土達磨を毀つ辞」
...ドンコ釣りはシノベ竹に短き糸をつけ蚯蚓(みみず)を餌にして...
正岡子規 「病牀六尺」
...上は人間から下は蚯蚓(みゝず)の類まで...
三島霜川 「解剖室」
...蚯蚓(みみず)が蜈蚣(むかで)になったと載せ...
南方熊楠 「十二支考」
...蚯蚓などの下等なものは姑(しばら)く措(お)き...
南方熊楠 「十二支考」
...頸に白い輪のある大きな蚯蚓を見るたびに...
柳田国男 「母の手毬歌」
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