...薄暗い蚕棚(かいこだな)の側で...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...蚕棚の側から、どしんどしん足音さしつつ、兄も出てきた...
伊藤左千夫 「紅黄録」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...二段になった蚕棚式の木の寝台が八つほど造り附けになり...
久生十蘭 「海豹島」
...蚕棚から身体を乗りだすようにして...
久生十蘭 「海豹島」
...狭山は蚕棚の端に腰をかけ...
久生十蘭 「海豹島」
...薄暗い五味桶(キャベージキャン)のような三等室の蚕棚の中段に...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...蚕棚の下へ這いこんで大急ぎで鉛筆でこすりつけている始末です...
久生十蘭 「ノア」
...蚕棚へ長く寝てカスカス呼吸(いき)をしているという辛い船旅になった...
久生十蘭 「ノア」
...蚕棚の下段を広くとって...
久生十蘭 「ノア」
...石黒隊の須田という兵長が蚕棚の下段へ大胡坐をかいて大きな声で怒鳴っていた...
久生十蘭 「ノア」
...中の間の柱と蚕棚(かいこだな)との間に挟まって...
柳田国男 「雪国の春」
...その真暗な蚕棚(かいこだな)式の寝床の間を...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...蚕棚の下を嘔吐(は)き続けながら...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...家の中は一ぱいに蚕棚が立てられていて...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
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