...明皇(めいくわう)夢中に見る所と做(な)すは素(もと)より稗官(ひくわん)の妄誕(まうたん)のみ...
芥川龍之介 「八宝飯」
...ましてや稗官(はいかん)野乗(やじょう)がいい加減な出鱈目(でたらめ)を列べるのも少しも不思議はない...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...ジョン・ダンロプ中世末のイタリアの稗官(はいかん)どもが争うて残酷極まる殺人を描くに力(つと)め...
南方熊楠 「十二支考」
...微(すこ)しく選(えら)むに稗官小説(はいくわんせうせつ)を以てし...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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