...この通り虫気もなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...(虫気づいたと知る)安兵衛 (廊下の奥に足音を聞きつけ)だれだ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...その翌年の秋虫気(むしけ)づいて...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...その上にいわゆる虫気(むしけ)があって機嫌(きげん)の悪い子供であったらしい...
柳田国男 「山の人生」
...虫気で寝そびれる夜が続くとき...
山本周五郎 「初蕾」
...虫気もなくひとり成長していた若芽のように感じられた...
横光利一 「上海」
...虫気が起ったものとみえ...
吉川英治 「新書太閤記」
...虫気を起しているとみえ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...虫気(むしけ)でございましょう」「十八公麿(まつまろ)は」「あれにおりまする」「まだ...
吉川英治 「親鸞」
...すぐ虫気を起しかけて...
吉川英治 「源頼朝」
...黙って聞いているに堪えない虫気が起ったのであろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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