例文・使い方一覧でみる「向きでない」の意味
スポンサーリンク...特に油絵などは画材が舶来品で高いから大衆向きでない... 
内山完造 「魯迅さん」
...君の文学談は一般向きでないね...
太宰治 「津軽」
...どうもあの人も堅気の商人向きでないようでね...
徳田秋声 「足迹」
...仲々呑み込むのにあつらえ向きでないかも知れない...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...諸君のような学者の話しは固くて大衆向きでない...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...その表向きでない待遇はいつものことだが...
豊島与志雄 「自由人」
...宇津木へ縁づいてまだ表向きでないうちから...
中里介山 「大菩薩峠」
...大店（おおだな）の主人向きでないのと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大劇場向きでないところへ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...小説家や詩人のやうな純文學者は概して演壇向きでないやうである...
正宗白鳥 「私も講演をした」
...私たち向きの小説向きでない...
宮本百合子 「打あけ話」
...階上は一般向きでない定食の客すぢになつてゐたから...
室生犀星 「末野女」
...僕は君の会社向きでないことを云って...
横光利一 「旅愁」
...すこし時勢向きでない」と...
吉川英治 「三国志」
...漫然たる用向きでないことは想像されるのであった...
吉川英治 「親鸞」
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