...彼女は虫が好かないので、キャンプには行きたくないそうです...
...掃除機で部屋の隅々まで掃除し、虫が好かない環境を作りました...
...私は子供の頃から虫が好かないので、動物園はあまり好きではありません...
...虫が好かない人向けの、虫除けスプレーを買い求めました...
...食事の際も、虫が好かない人には、パスタソースやスープなどの中に虫を入れないように注意が必要です...
...それはあの方の御勝手(ごかつて)ではありませんか? 一体わたしは日本出来や支那出来の方(かた)は虫が好かないのです...
芥川龍之介 「長崎小品」
...私も虫が好かないんだ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...従ってこの青年も虫が好かない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...虫が好かないんだよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「あ、助かった」ホッと息をついた時に、丸山勇仙が、「君は、それほど尺八がいやなのかい」「尺八と、木魚(もくぎょ)だ、あれを聞かされると、ほとんど生きた空は無い」「不思議だね」「いやといったって、嫌いじゃないんだね、虫が好かない、というでもないのだね、そうだ、怖いんだ、むしろ一種の恐怖を感ずるのだ」「へえ、尺八と、木魚を聞いて、恐怖を感ずるという人をはじめて見た」「しかし、恐怖というよりほかは言いようがないのだ、嫌悪(けんお)じゃなし、憎悪(ぞうお)じゃなし、やっぱり怖ろしいんだ、あの二つの音に、恐怖を感ずるとより言いようがない」「君ほどの人がねえ……君の亡者ぶりには、大抵の人がおぞげをふるうのに、その君が、尺八と、木魚に恐怖を感ずる――さあ、弱味を見て取ったぞ、仏頂寺を殺すにゃ刃物はいらぬ、笛と、木魚で、ヒューヒューチャカボコ……」十五お雪が気を揉(も)もうとも、仏頂寺が恐怖を感じようとも頓着のない、この座敷のあるじは、感激の無い「鈴慕」の一曲を冷々として吹き終りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたしは坊主とさつま芋は虫が好かないのさ...
中里介山 「大菩薩峠」
...或いは家康を虫が好かない故にこそ――西軍に贔屓が出るのかも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...虫が好かないとか...
新渡戸稲造 「自警録」
...御異見は承り置まして私(わたし)はどうもあんな奴は虫が好かないから...
樋口一葉 「にごりえ」
...極々(ごくごく)些細の事でも一寸(ちょい)と胡麻化(ごまか)して貪(むさぼ)るようなことは私の虫が好かない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...俺は家(うち)のつながりは皆な虫が好かない...
牧野信一 「父を売る子」
...カフヱは虫が好かないので...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...何となく虫が好かない...
宮本百合子 「女の歴史」
...何だか虫が好かないのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...俗にいう虫が好かない...
矢田津世子 「神楽坂」
...曹操は初めから虫が好かない...
吉川英治 「三国志」
...虫が好かないというのか...
吉川英治 「親鸞」
...どっちも虫が好かない風だった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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