例文・使い方一覧でみる「飾り」の意味

...いづれも髪に飾りながら... いづれも髪に飾りながらの読み方
芥川龍之介「杜子春」

...女神の右と左のお腕（うで）の玉飾りをかんで... 女神の右と左のお腕の玉飾りをかんでの読み方
鈴木三重吉「古事記物語」

...その飾り窓には、野鴨（のがも）の剥製（はくせい）やら、鹿の角やら、いたちの毛皮などあり、私は遠くから見ていたのであるが、はじめは何の店やら判断がつかなかった... その飾り窓には、野鴨の剥製やら、鹿の角やら、いたちの毛皮などあり、私は遠くから見ていたのであるが、はじめは何の店やら判断がつかなかったの読み方
太宰治「女の決闘」

...腕環（うでわ）……それから頸（くび）飾り……外そうとして... 腕環……それから頸飾り……外そうとしての読み方
橘外男「グリュックスブルグ王室異聞」

...その髪の飾りの物まで... その髪の飾りの物までの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...それに今日は、柳田という、超誂向きの助手があってすることだから、マドロスは身動きもできないし、グウの音も出ない目に逢って、たちまちそこへ縛りつけられると共に、みえも、飾りも、全く手放しで号泣をはじめました... それに今日は、柳田という、超誂向きの助手があってすることだから、マドロスは身動きもできないし、グウの音も出ない目に逢って、たちまちそこへ縛りつけられると共に、みえも、飾りも、全く手放しで号泣をはじめましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...小判を贋造して居た飾り屋の安といふのも捕はれて後「今度はお前にもよく判るだらう...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...山車（だし）の飾り... 山車の飾りの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...かの女の最終の舞台を飾り... かの女の最終の舞台を飾りの読み方
長谷川時雨「マダム貞奴」

...眞珠の頸飾りをつけた貴婦人を描いたものだつた... 眞珠の頸飾りをつけた貴婦人を描いたものだつたの読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...きらめくアラスカ産ダイア飾りボタンですら... きらめくアラスカ産ダイア飾りボタンですらの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「真劇シリーズ」

...蔵前の板間を打ち払つて飾りたてたのである... 蔵前の板間を打ち払つて飾りたてたのであるの読み方
牧野信一「熱い風」

...水着などはたゞ眺めるだけの飾りものとして送つたのですが... 水着などはたゞ眺めるだけの飾りものとして送つたのですがの読み方
牧野信一「〔婦人手紙範例文〕」

...あまった髪の端が飾りの様に拡がって居た... あまった髪の端が飾りの様に拡がって居たの読み方
宮本百合子「暁光」

...洒落（しゃれ）た鎌と槌との飾りをつけた小屋に... 洒落た鎌と槌との飾りをつけた小屋にの読み方
宮本百合子「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」

...仏壇を飾り寺参りはするが... 仏壇を飾り寺参りはするがの読み方
山本周五郎「新潮記」

...もう何の飾りもなく心のままに歌い... もう何の飾りもなく心のままに歌いの読み方
横光利一「旅愁」

...飾り立てておくんですえ」「知らねえのかい... 飾り立てておくんですえ」「知らねえのかいの読み方
吉川英治「新・水滸伝」