...虫がつくかも分らへんからな」と云つた...
武田麟太郎 「反逆の呂律」
...十四桜の繁(しげ)みに毛虫がつく時分に...
徳田秋声 「新世帯」
...実にはよく虫がつくので...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...箱へ入れたって虫がつくということがあるじゃねえか...
中里介山 「大菩薩峠」
...虫がつくと不思議に綺麗になる――つて言やがる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あまりしまいこんでおくと虫がつくからな」「はァ...
久生十蘭 「だいこん」
...まだ鴉や虫がつく頃でもないのに如何したのかしら? と祖母は...
牧野信一 「蔭ひなた」
...入ると虫がつくというもの...
柳田国男 「年中行事覚書」
...水には強いが風當りが惡くては鐵砲虫がつく...
横瀬夜雨 「春」
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