...僅かに短歌を六號活字にしたる事によりて自ら慰めねばならぬなり...
石川啄木 「消息」
...一聲あらゝかに「うて」と士官の號令に進みいでたる一卒は隊中有名(なうて)の卑怯者...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...破鐵鉢(はてつばつ)の綽號(あだな)を取(と)りなどしたが...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...篇中の文字符號に熟練せる人を失ひて...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...(歌謠番號一三)また...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...大隈伯邸から繰出した講師校友と合同して五時三十分號令一下紅地に白く「早稻田大學」の五字を染拔いた酸漿提燈に點火し...
相馬御風 「校歌「都の西北」と私」
...題號を「新神道」としようか...
高橋龍雄 「芳賀先生と日本主義」
...同第千二百八十六號別刷の薄つぺらな古雜誌である...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...南方では既に「フエートン號事件」が起つてゐた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...帝王には其稱號の如何によつて高下の相違があるやうであるが...
内藤湖南 「易疑」
...(以上明治四十三年六月「藝文」第壹年第參號)次に官名に就て述ぶべし...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...*『日本詩人』大正十五年六月號...
萩原朔太郎 「中央亭騷動事件(實録)」
...新聞の號外は出たが――號外のはじまりかもしれない――寫眞版はない...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...(昭和十五年二月八日)(昭和十五年『圖書』三月號より轉載)...
水上瀧太郎 「覺書」
...(大正四年十月「中央公論」第三十年第十一號)...
森鴎外 「最後の一句」
...其他蒔繪師としての號をすゐさいと云つたこと...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...恐くは兄鈴木の方の號であらう...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...要するに書齋は、書齋として特にあらうがなからうが、その人の居る所が、書齋といへるし、なほさら、書齋號などは、あつても、なくつてもいいやうなものだが、自分の精神的な生活の重點であり、また日々夜々の仕事と、思想とを生む、神聖な一室である以上、どう狹からうが、汚なからうが、ひとりでに名のつくものなら、そこに何々書屋と、銘を打つても、これ又、ちつとも邪魔にはならない...
吉川英治 「折々の記」
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