...雜誌の第二號も、社長の川崎がまた禿安(はげやす)の手を經て苦しい工面の末、漸く昨日印刷屋の手を離れると同時に、發送濟みとなつたさうだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...破鐵鉢(はてつばつ)の綽號(あだな)を取(と)りなどしたが...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...十二月號までには三册...
小穴隆一 「二つの繪」
...毎晩(まいばん)のやうに六號室(がうしつ)に行(ゆ)くのであつた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...ちかくの新聞社は父の訃を號外で報じた...
太宰治 「思ひ出」
...なんの符號であらうか客車の横腹へしろいペンキで小さく書かれてあるスハフ134273といふ文字のあたりをこつこつと洋傘の柄でたたいたものだ...
太宰治 「列車」
...一萬五千號のお祝で講演會を催されるといふことで...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...(以上明治四十三年七月「藝文」第壹年第四號)附記此の一篇は之を發表せし當時に於て...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...「今日(けふ)は奇數番號(きすうばんがう)の自動車(じどうしや)には絶對(ぜつたい)に乘(の)らないぞ...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...暗號の文字を彫(ほ)つた鼈甲(べつかふ)の櫛(くし)でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかも5といふ番號がつけられてゐる...
堀辰雄 「恢復期」
...(大正十五年九月、集古、丙寅第四號)...
南方熊楠 「再び毘沙門に就て」
...壽阿彌號を受けた後に...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...其意味は「寺子屋に行かぬ者は落穗拾ひをする他なし」といふことだと語つて居る(高志路七卷二號)...
柳田國男 「食料名彙」
...小正月には特に此油を以て附け揚げをこしらへて佛さまに上げた(民俗學二卷二號)...
柳田國男 「食料名彙」
...主人公の號にもなつてゐるから...
吉川英治 「折々の記」
...二百號記念を最初に提唱したのが小生であり...
吉川英治 「折々の記」
...世相の危險信號はたちどころに起るんです...
吉川英治 「折々の記」
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