...生活の必要という立前から虚飾なく統一されている...
宮本百合子 「現実の道」
...――そしてすぐ曹操の面前にありのままな次第を虚飾なく復命した...
吉川英治 「三国志」
...さはあれ、それは今、京の色街に酔い臥して、日夜、赤裸(せきら)な慾情に浸(ひた)っている行状どおり、何の虚飾なく、桎梏(しっこく)なく、ただの人間という以外の何者でもなく、考えたいように自由に考えてみた自己の結着というものである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索