...「龍が如く」「虎徹」「竜虎」「竜と牙」などのタイトルがあるゲームや小説で用いられるように、激しい戦闘や闘争を表す言葉として使われる...
...近藤勇は虎徹、中原富三郎は助広、刀も刀、斬り手も斬り手、じっと相青眼に構えて睨合った...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...「近藤勇が虎徹ここにあり...
中里介山 「大菩薩峠」
...勇は刀架(かたなかけ)に秘蔵の虎徹(こてつ)を載せて...
中里介山 「大菩薩峠」
...長曾根入道興里虎徹(ながそねにゅうどうおきさとこてつ)の一刀を揮(ふる)い...
中里介山 「大菩薩峠」
...長曾根入道興里虎徹の一刀を揮い...
中里介山 「大菩薩峠」
...「京都は三条小橋縄手の池田屋へきりこんで長曾根入道興里虎徹の一刀を揮(ふる)い...
中里介山 「大菩薩峠」
...下拙刀は虎徹故にや無事に御座候……」「なるほど」「実にこれまで度々戦ひ候へ共...
中里介山 「大菩薩峠」
...虎徹以上の刀だと言ってよろしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...猫徹も近藤に持たせれば虎徹(とらてつ)となる...
中里介山 「大菩薩峠」
...斎藤はこの偶然を奇なり奇なりと感じたらしく、「貴様、猫か、猫ではあるまい、化け物だろう」と言って、猿臂(えんぴ)をのばしてその猫をかいつかんで、己(おの)れが膝の上に掻(か)きのせたままで、「近藤に虎徹は、猫に鰹節(かつぶし)のようなものだ」あんまり適切でもない苦しい譬喩(ひゆ)を口走っている時に、竜之助が、「拙者も、刀が欲しい...
中里介山 「大菩薩峠」
...今は近藤勇も、虎徹も、清麿も、いずれへか影をひそめてしまって、残るものは、今の女性が残して行った雰囲気の動揺だけであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...今宵の虎徹(こてつ)は血に飢えている...
林芙美子 「泣虫小僧」
...国広(くにひろ)、康継(やすつぐ)、虎徹(こてつ)、水心子(すいしんし)、それから近頃の直胤――なんどにも劣らぬ作だ』『いやいや、そんな新刀鍛冶の作振(さくぶり)とは、懸け離れて、室町、鎌倉期あたりの古人の名作へさえ迫るほどな所がある』『何しても、格が高い、気品がある...
吉川英治 「山浦清麿」
便利!手書き漢字入力検索