...御醫師中は蘭方相用候儀...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...奥医者並大槻俊斎と戸塚静海を遣わして蘭方の診断させた...
久生十蘭 「玉取物語」
...江戸の蘭方医二十余名が参集し...
久生十蘭 「玉取物語」
...御医師中は蘭方相用候儀御制禁仰出され候間...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」「しかし良徳公は嘗て一たび蘭方を用ゐぬと云ふ法令を布(し)いて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...世を挙げて漢方に背き蘭方に向はしむるは危険だと思惟し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...更に思ふに蘭方に若しこれを治する薬があつても...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...死に至るまで蘭方医をして診せしめなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...柏軒は蘭方医を延(ひ)くを以て...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは此に榛軒の蘭方を排する論を一顧しようとおもふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「風土も違候事に付(中略)蘭方相用候儀御制禁仰出され候」と云つてあるのは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭方医は内景を知ることを過重すると謂(おも)つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭方医の信用を説くことは出来ない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼は蘭方(らんぽう)医学の各科をまなんだが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...自分が蘭方を本式に学んで来たとか...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...長崎へいって蘭方(らんぽう)の医学をまなばれたということだ」登はどきんとした...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...小石川養生所(ようじょうしょ)の蘭方医小川笙船(しょうせん)という人にこれを鑑定してもらいますと...
吉川英治 「江戸三国志」
...蘭方(らんぽう)でいえば神経衰弱……」煙管(きせる)へ一服つめてみたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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