...牛(うし)の御前(ごぜん)の鳥居前を小半丁(こはんちょう)も行くと左手に少し引込んで黄蘗(おうばく)の禅寺がある...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...白金(しろかね)の瑞聖寺と聯(なら)んで江戸に二つしかない黄蘗風の仏殿として江戸時代から著名であった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...黄蘗(おうばく)スナワチ問ウ...
田中英光 「野狐」
...黄蘗ツイニ近前シ...
田中英光 「野狐」
...現に方々にその小さい蘗が芽を出しかかっているではないか...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...蘗の方は枝が低いので竹竿を持つて行つては折々攻め付けるので大概亡びてしまつた...
長塚節 「栗毛虫」
...それぞれを普通に分蘗(ぶんけつ)させては...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...分蘗をなるべく少なくさせて...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...分蘗して出来た第二位...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...ところが親穂や分蘗穂の各種のものがまじっていると...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...後者の場合分蘗によって穂数が四倍或いは五倍になったとしても...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...始末が悪うございます」黄蘗(きはだ)か何かをうんと塗った顔...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かくそれを黄蘗山へ植えたという事は事実であれどもその他の事は大変な間違いで...
牧野富太郎 「植物記」
...前に記した様に始めこれを黄蘗山万福寺へ植えたといわれる...
牧野富太郎 「植物記」
...この樹はよく根元から芽を吹くものゆえその分蘗(ぶんげつ)によって容易にこれを繁殖さす事が出来るのである...
牧野富太郎 「植物記」
...その地数十頃(けい)血に染みて赤黒く絶えて蘗草(くさ)なしと見ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...又黄蘗山にも墓碑を存してゐるさうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...江戸黄蘗禅刹記は所謂(いはゆる)珍本ださうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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