...折よく杭州から邵大尉の命で李幕事が蘇州へ来た...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...やがて蘇生したが彼の口から其の顛末が話されたので...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...共に耶蘇信者(やそしんじゃ)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...蘇州美人の称ある蘇州の町の選りぬきの少女たちである...
豊島与志雄 「中支生活者」
...その大切なものがはっと胸に蘇ってき...
豊島与志雄 「渡舟場」
...一同は蘇(よみがへ)つた思ひで...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...折があったら一度のぼって御覧なさいまし」阿蘇を讃美するかと思うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ここが阿蘇でござりまっす」「ここが阿蘇なら...
夏目漱石 「二百十日」
...六十年におよぶ蘇我氏三代の統治のあいだ...
蜷川新 「天皇」
...全身蘇芳(すおう)を浴びたようになって居ましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その持つ物をも奪はる」と耶蘇が言つた聖書の言葉は...
萩原朔太郎 「夢」
...お前の好きな冷奴(ひややつこ)にしましたとて小丼(こどんぶり)に豆腐を浮かせて青紫蘇の香(か)たかく持出せば...
樋口一葉 「にごりえ」
...また絶望と自嘲が蘇(よみが)えって来て...
北條民雄 「いのちの初夜」
...それからふたたび意識を蘇らせた時は...
堀辰雄 「死の素描」
...ウェブスタ博士の調査により蘇格蘭(スコットランド)全体につき計算してウィルキイが最終巻に載せている表では...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ウムお屠蘇(とそ)だ...
村井弦斎 「食道楽」
...モウ一度ムンムンと全身に蘇(よみがえ)って来るのを感じたので...
夢野久作 「斜坑」
...味わえばいい」「蘇東坡(そとうば)は犬へくれました」「高氏は賢人とちがう」「では……」と...
吉川英治 「私本太平記」
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