...中なる穉き耶蘇の像...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...渠はもと耶蘇新教から脱却して來た者だが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...余はこの未信教国(みしんきょうこく)に生れ余の父母兄弟国人が嫌悪したる耶蘇教(やそきょう)に入れり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...阿蘇に登るつもりです」「阿蘇にも映画館があるのかい?」「阿蘇にはありませんよ...
梅崎春生 「幻化」
...一方では木村派が安蘇郡へ侵入してきて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...閇蘇(ヘソ)紡麻を針に貫て...
高木敏雄 「比較神話学」
...その詞がお婆さんの耳に蘇生(よみがえ)っていた...
田中貢太郎 「地獄の使」
...先々月西森が発狂して自殺したと云う噂が頭に蘇って来たのです...
田中貢太郎 「提灯」
...いま片枝は濃くつややかにて蘇枋(すおう)のやうに見えたる」というのは光線の効果が目にとまったものらしい...
津田左右吉 「偶言」
...そんなものは耶蘇や孔子をほめる権利はないのです」高柳君は今こそ苦しいが...
夏目漱石 「野分」
...それに思い知らせるため――」平次の明察は次第に蘇(よみがえ)ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何のためにこの蘇州まで來たのかときくでもなく...
林芙美子 「秋果」
...而(しこう)してその教の種類には、儒もあり、仏もあり、また神道、耶蘇もあり、たいてい同様のものならん...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...何か知ら夏に於ける彼等の生活ぶりがそこいらへんからいきいきと蘇(よみがえ)ってくる...
堀辰雄 「晩夏」
...かような力をもっている我々にとって作られたものよりも作るものを蘇らせ...
三木清 「人生論ノート」
...耶蘇教国にもややこの類の話がスペインにある...
南方熊楠 「十二支考」
...蘭軒の「草堂小集」には「梅発初蘇凍縮身」...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其許は蘇秦(そしん)...
吉川英治 「三国志」
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