...南洲は蘇(よみがへ)ることを得たり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...安蘇足利の沿岸は各地とも支川の逆流をうけて意外な方面まで浸水の害を蒙っていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...頭のなかでは「耶蘇教」と「貯金」と「長生術」とが混雑(ごつちや)になつて揺(ゆす)ぶれてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...どうかして蘇生さして遣りたいと思つて...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...左胸部を抉って心臓を取替えて蘇生(そせい)せしめたので...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...今度の場合が偶然ノトリアスに有名な「金曜」すなわち耶蘇(やそ)の「金曜」であったので...
寺田寅彦 「時事雑感」
...死から蘇(よみがえ)って新橋へ身を投じたのも...
徳田秋声 「縮図」
...彼は其年の春千八百何年前に死んだ耶蘇(やそ)の旧跡と...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...東京の某耶蘇教会で賢婦人の名があった某女史は...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...蘇(よみがえ)らせたのだった...
直木三十五 「南国太平記」
...一たび懸崖(けんがい)に手を撒(さっ)して絶後に蘇った者でなければこれを知ることはできぬ...
西田幾多郎 「愚禿親鸞」
...蘇我氏は、ただたんに、好奇心をもって、仏像をつくったり、寺を建てたり、僧侶を養成したりして、それで満足していたと解すべき史実はない...
蜷川新 「天皇」
...蘇芳色の小袿(うちぎ)を着て...
久生十蘭 「奥の海」
...感覚に蘇ってくる...
久生十蘭 「海難記」
...蘇格蘭(スコットランド)のハイランド地方の貧しく人口稀薄な地方は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...兎に角御屠蘇(おとそ)だけでも祝つて頂きませう...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...蘇生(そせい)の思いにくるまれたものの...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それを一人一人蘇らせ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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