...水鳥の蘆辺を立って...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...地謡が『寄せては帰る潟をなみ蘆辺の田鶴こそは立ちさわげ』と歌ひ始める...
野口米次郎 「能楽論」
...この歌は大正九年五月大阪に行かれた時蘆辺踊りか何かを見て作つた歌...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...蘆辺踊りに興じて毎年やつて欲しいと思ふ心持を少くも田蓑の島に寄せて時所を明かにしたものであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...万葉の中には「田子の浦ゆうちいでて見れば真白にぞ不尽(ふじ)の高嶺(たかね)に雪はふりける」「わかの浦に汐(しお)満ちくれば滷(かた)をなみ蘆辺(あしべ)をさしてたづ鳴きわたる」などといふ歌ありて...
正岡子規 「人々に答ふ」
...『壱岐(いき)続風土記』巻四十四、蘆辺浦の条、海辺の小名の中に、ごうや 石多くして空地なりゆえに名とすとある...
柳田國男 「地名の研究」
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