...中学へ入学前から徳富蘆花氏の「自然と人生」や樗牛の「平家雑感」や小島烏水氏の「日本山水論」を愛読した...
芥川龍之介 「愛読書の印象」
...そして『新紀元』は遂に蘆花の文章を得ることができなくなりました...
石川三四郎 「浪」
...小利根川口の蘆花...
大町桂月 「東京の近郊」
...蘆花氏は縁端(えんばな)に衝立(つゝた)つて...
薄田泣菫 「茶話」
...蘆花氏にはそれも出来なかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...神戸から門司まで蘆花君と一緒に薄汚い汽船の三等室に滑り込んだ...
薄田泣菫 「茶話」
...蘆花の『夏の夜がたり』などが生れた...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...鏡花、一葉、風葉、宙外、蘆花、秋声、不倒などといふ創作家と、樗牛、桂月、嶺雲などといふ評論家が雨後の筍のやうに簇生(ぞくせい)して、小説と評論とを書いた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...大和の国には王寺というところはあるが、八王子が八王寺じゃものにならねえ、蘆花という男が、法華経一冊満足に読んでいねえということが、これでわかる……」こういう説明と気焔とを聞いているうちに、一座がまた感に入りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...徳冨蘆花(とくとみろか)の小説「不如帰(ほととぎす)」では...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...忽ち一艘の小舟(また小舟が出た)が前岸の蘆花の間より現れて来た...
正岡子規 「句合の月」
...私は蘆花が好きになり...
三木清 「読書遍歴」
...私の場合かようなことは中学時代に耽読した徳富蘆花の影響によって知らず識らず準備されていたといえるであろう...
三木清 「読書遍歴」
...愛子夫人が蘆花の家信を自分のと一緒にして出したが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...蘆花さんが薬をとりに見えたことからだった...
柳田国男 「故郷七十年」
...千歳村の蘆花先生洋行前の初見参文壇の聖者といわれた蘆花(ろか)徳富健次郎氏...
山本笑月 「明治世相百話」
...徳富蘆花は片岡浪子を美人と感ずるかも知れないが...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...それだけ蘆花と久作の頭のネウチが違うのだと笑われたらそれ迄であるが...
夢野久作 「創作人物の名前について」
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