...「藻屑のように生きるなんてつまらない...
...魚の飼育に必要な藻屑を入手しに行く...
...この川には藻屑が多いので、水質が悪くなっている...
...マングローブの林には、藻屑が集まってきます...
...プランクトンが増えると、藻屑も増える傾向にあります...
...――藻屑(もくず)を曳(ひ)いたかと思う...
泉鏡花 「悪獣篇」
...今しも藻屑(もくず)の中を浮び出でたかの思(おもい)がする...
泉鏡花 「悪獣篇」
...川上機関大尉は壮途半ばにして遂に南海の藻屑と消え去ってしまったのであろうか...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...海底の藻屑(もくず)になってしまったが...
海野十三 「空襲警報」
...魔の淵の藻屑(もくず)と消える様な悲惨事さえ起った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...「巌窟王」では海底の藻屑と消えたはずの脱獄者が王者の如き存在となり...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...英国の飛脚船ラベント号と衝突し海底の藻屑となった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...さもなくば南半球特有の大颱風(ハリケーン)によってさすがの海の狼も海底の藻屑と消え果てたものか...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...空しくインド洋の藻屑とならしめたるも...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...空しく海峽の藻屑としてしまふのは忍びない...
長谷川時雨 「傘」
...だれが一体相手になってくれるんだ! いつ海の藻屑(もくず)と消えるか...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...南の海の果で藻屑になるというしらせだったのだろう」と怒りつ泣きつする...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...南海の藻屑と消える命を救われたことさえかたじけないのに...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...太平洋の藻屑(もくず)になっているだろう...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...藻屑のなかで髪振り乱して魚の餌食となりまする...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...「寄辺(よるべ)なみかかる渚(なぎさ)にうち寄せて海人も尋ねぬ藻屑(もくづ)とぞ見し御無理なお恨みです」代わってこう言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...黄河の藻屑(もくず)となってしまった...
吉川英治 「三国志」
...両川(りやうせん)が一つになつて流るれば毛利高松藻屑(もくづ)にぞなる「どうじゃ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索