...それは先ず、この目的で売られる、水に濡らすと寒天状の物質を出す、海藻でこする...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その真赤な硬い藻を両手ですくいあげたその所員は...
海野十三 「宇宙戦隊」
...藻伏(もふし)小鮒(をぶな)とらへ來て...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...青い藻が長く浮いていて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
......
千家元麿 「自分は見た」
...その頃(ころ)『玉藻』に載せはじめた俳話類を纏(まと)めたものでよろしければと言った...
高浜虚子 「俳句への道」
...(『玉藻』、二九、二)歌を忘れたカナリヤ「歌を忘れたカナリヤ」という童謡かなにかがありますが、この頃の俳句は諷詠を忘れた俳句が多いようであります...
高浜虚子 「俳句への道」
...「玉藻(たまも)の前(まえ)とか...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...玉藻前を思い出した...
直木三十五 「南国太平記」
...綺麗な砂地になつて藻さへ生えてゐないのが...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...浮藻(うきも)の漣(さざなみ)に靡(なび)くがごとく...
夏目漱石 「野分」
...藻(も)に住む虫の我から苦んでいた……これからが肝腎要(かなめ)...
二葉亭四迷 「浮雲」
......
三好達治 「測量船拾遺」
...「玉藻(たまも)はな刈りそ」と歌っているこのふうを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「風の靡(なび)き」(にけりな里の海人(あま)の焚(た)く藻(も)の煙心弱さに)のたよりなさに以前よりもいっそうぼんやりと物思いを続けています...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...金魚藻をどっさり包んでね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...風の吹いた翌朝など椰子の実や藻玉を拾ったことがある...
柳田国男 「故郷七十年」
...刈藻川(かるもがわ)の川尻に敵がおき捨ててあった一群の小舟をつかって...
吉川英治 「私本太平記」
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