...底には大小さまざまの海藻が無数の蛇のように鎌首をもたげて...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...」と利藻氏も声を合はせた...
薄田泣菫 「茶話」
...藤袴(ふじばかま)吾亦紅(われもこう)など名にめでて九月二十九日 「玉藻五句集(第五十六回)」松茸(まつたけ)の香りも人によりてこそ十月二日 天台座主渋谷慈鎧より松茸を送り来る...
高浜虚子 「六百句」
...簡単に新茶おくると便(たよ)りかな生きてゐるしるしに新茶おくるとか六月十七日 「玉藻五句集(第七十六回)」隣り合ふ実(み)梅(うめ)の如くありし事七月二日 伊藤葦天(いてん)来りて『紅緑句集』に題句を徴す...
高浜虚子 「六百句」
...藻(も)に棲(す)む小魚が私の脚にあたり...
太宰治 「斜陽」
...裏の小川には美しい藻(も)が澄んだ水底にうねりを打って揺れている...
寺田寅彦 「花物語」
...何ともして葛城を救わねばならぬと身を藻掻(もが)いた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...家の下敷になって藻掻いている家内と女中を救い出し...
原民喜 「夏の花」
...一束の海藻のように見えました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...十分過ぎるほど必要な海藻が...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...モヤ/\と薄緑の金魚藻...
正岡容 「下町歳事記」
...物も云わずに藻掻(もが)きはじめたの……何を云ってもわからないのよ……もう駄目なんですってさあ」「ちょうどよかった」「ええ……だからあなた早く来て頂戴な...
夢野久作 「鉄鎚」
...美留藻の許嫁(いいなずけ)の香潮も美留藻と共々に鏡を取りに行きたいと申し出ました...
夢野久作 「白髪小僧」
...美留藻の髪毛(かみのけ)の中に潜り込んだ一匹の小さい蛇がありました...
夢野久作 「白髪小僧」
...左手は真鍮張りの敷居をシッカリと掴みながらビクビクと藻掻(もが)いているようである...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...又も焦げ付くように泣き藻掻(もが)き初めました...
夢野久作 「霊感!」
...それらは地上に散亂してゐる海藻であつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...艇(ふね)の中は藻抜けの殻だ――今まで敵だと思った人影は盗み出した品物を積み上げて...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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