...イギスというのは海藻の一種で...
青木正児 「九年母」
...南京藻の浮かんだ大溝はいつも悪臭を放つてゐた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...自分と藻外と三人鼎足的(ていそくてき)關係のあつた花郷を訪ねて見ようと...
石川啄木 「葬列」
...続いて翌年の十月は『平凡』を続載して二葉亭の最後の文藻(ぶんそう)を輝かした...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...藻や菱(ひし)が手足に搦(から)んで...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...落葉ふみやがて出でたる川べりの藻の花白き秋の午後かななどの歌があつた...
小穴隆一 「二つの繪」
...かき濁し/\して澄める水九月二十六日 「玉藻十句集(第三十二回)」月も亦(また)とゞむるすべも無かりけり大空を見廻して月孤なりけり九月二十六日 観月句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...藻掻(もが)きたくても体は一寸も動かぬ...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...玉藻(たまも)の前(まえ)の伝説などからは紫っぽい暗示をうけますが...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...その中は藻抜けの殻...
久生十蘭 「魔都」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...藻屑(もくず)かかりて僵(たお)れふしたる少女の姿...
森鴎外 「うたかたの記」
...「忍藻よ、おしもよ、いぎたなや...
山田美妙 「武蔵野」
...物も云わずに藻掻(もが)きはじめたの……何を云ってもわからないのよ……もう駄目なんですってさあ」「ちょうどよかった」「ええ……だからあなた早く来て頂戴な...
夢野久作 「鉄鎚」
...美留藻も香潮も帰って来ぬぞ」「大方貴様が喰ったのだろう」と掴みかからんばかりに睨(ね)め付けました...
夢野久作 「白髪小僧」
...美紅であろうが美留藻であろうが...
夢野久作 「白髪小僧」
...二三度振り切って逃げよう逃げようと藻掻いたが無駄であった...
夢野久作 「暗黒公使」
...雑)わたつみの((海〈わた〉の底))おきつ玉藻の名のりその花妹(いも)と吾とここにしありと((かあると))名のりその花 (巻七...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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