...薄い緑色の葉の海藻も食うが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...無暗矢鱈(むやみやたら)に藻掻(もが)き廻るその裸形(らぎょう)の男三人...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...ぽたぽた水を滴らしている海藻が大きな蜘蛛の巣のように周囲にぶら下っていたし...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...一院の静(しずか)なるかな杜若(かきつばた)六月五日 玉藻俳句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...(『玉藻』、二八、一)客観写生(又)客観写生(又)心に感動なくて何の詩ぞや...
高浜虚子 「俳句への道」
...海底の藻屑(もくず)となっても遺憾がないと思った...
田山花袋 「一兵卒」
...或は辞藻やゝ繁くして...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...藻の間にちらちら影がさしたり...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...いつも水藻(みずも)のような石太郎が...
新美南吉 「屁」
...波がしらに海藻がまじるようになった...
久生十蘭 「海難記」
...藻魚の附合せの紅葉おろしも...
久生十蘭 「野萩」
...それは側壁に繁茂した水藻の色なので...
久生十蘭 「肌色の月」
...自分は自由新聞の詞藻欄(しそうらん)を受け持っているが...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...全く妾は美紅か美留藻か自分でわからなくなりました...
夢野久作 「白髪小僧」
...畳の上を輾転(てんてん)して藻掻(もが)き苦しむなど...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...こうして悪夢から醒め得ないで藻掻(もが)いているのじゃないかしらん...
夢野久作 「冥土行進曲」
...虫でも藻草(もぐさ)でもありません...
吉川英治 「三国志」
...万葉の詞藻(しそう)を継いで...
吉川英治 「平の将門」
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