...玄関の前に敷いた枯れ松葉に藪柑子(やぶこうじ)の実が赤らんだり...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
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種田山頭火 「其中日記」
...楢の葉のそよぐより明けそめた空日がのぼり楢の葉のしづか・落葉あたたかうして藪柑子・せなかにぬくい日のあたりどこでもよろしく・日あたりがようて年をとつてゐる・ぬくい日の...
種田山頭火 「其中日記」
...・林は朝のしづくしてゐる藪柑子・ぬれて水くむ草の芽のなか・石垣の日向のふきのとうひらいてゐるとう/\寝られなかつた鼠の執着三月廿六日日本の春...
種田山頭火 「其中日記」
...日のさせば藪柑子・風の鴉の家ちかく来ては啼くあんたは酒を...
種田山頭火 「其中日記」
...その内容から自然に想像するであろうと思われる若い昔の藪柑子君の面影と...
寺田寅彦 「柿の種」
...『藪柑子集(やぶこうじしゅう)』中の「嵐」という小品の中に...
寺田寅彦 「随筆難」
...三ヶ年間は專心藪柑子のみ精進したい念願を打ちあけた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...生徒の目前でぺた/\藪柑子をかいて見せた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...此の隨筆集の題名に因み扉に描いた藪柑子の由來は以上の通りである...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...別項藪柑子物語りにも書いた樣に...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...赤い實の數本の藪柑子は色彩がきれい過ぎて...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...みつからない藪柑子の實のあざやかな美しさ...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...その頃は丁度『藪柑子集(やぶこうじしゅう)』や『冬彦集』が初めて世に出た時代で...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...「やぶら……やぶら小路藪柑子……」思わず今松は...
正岡容 「寄席」
...やぶら小路藪柑子...
正岡容 「寄席」
...やぶら小路藪柑子...
正岡容 「寄席」
...藪柑子(やぶかうじ)のあたまを染めてゐる...
室生犀星 「名園の落水」
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