...「死ぬに限る」葉子は窓を通して青から藍(あい)に変わって行きつつある初夏の夜の景色をながめた...
有島武郎 「或る女」
...藍瓶(あいがめ)の雪解だぜ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...薄藍(うすあい)に...
泉鏡花 「怨霊借用」
...イリーやコローニユの伽藍よりももつと堂々たるお寺を建てる事が出來る...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...「衣更え」と「手につく藍の匂い」という...
高神覚昇 「般若心経講義」
...その藍(あい)のなかに...
田中英光 「オリンポスの果実」
...「藍光の目の」神女...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...母の家は、大和の国の安堵村の下長で、藍と、木綿とを商にしていたらしい...
直木三十五 「死までを語る」
...彼は田舎(いなか)に閑居して都の中央にある大伽藍(だいがらん)を遥(はる)かに眺めたつもりであった...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...甘藍の球は弾けて青ぞらに白雲の房呑屋より二人の馬丁よろめきてあらはれ出づる...
宮沢賢治 「〔甘藍の球は弾けて〕」
...日の色に藍(あい)の粉がまじってゆく少し寒い早春の夕つ方には...
室生犀星 「姫たちばな」
...藍(あい)の染附(そめつけ)...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...忘れずに「正藍染(しょうあいぞめ)」とか「本染(ほんぞめ)」とかいう看板を掲げます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...紅矢はずっと以前(まえ)に旧(もと)の藍丸王から...
夢野久作 「白髪小僧」
...全山の堂塔伽藍(どうとうがらん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...四十九院の堂塔伽藍(どうとうがらん)が御室(おむろ)から衣笠山(きぬがさやま)の峰や谷へかけて瑤珞(ようらく)や青丹(あおに)の建築美をつらね...
吉川英治 「親鸞」
...無住な伽藍(がらん)も同じ空屋敷(あきやしき)……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...土佐堀口の御番所(ばんしょ)で四国屋の藍船(あいぶね)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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