...意気な帽子に派手な藍色に白の飾をつけた制服を着て...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...パッと音がして白蝶の姿は藍色の水に吸いこまれた...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...藍でめちやめちやに塗りくつて...
薄田泣菫 「茶話」
...藍色(あいいろ)のキモノに身を包んで藍色の大海原を帆走る一個の船夫(かこ)であった...
竹久夢二 「少年・春」
...更に藍光の眼の神女チュウーデーデース訪ひ行けば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...曰ク藍染町、曰ク清水町、曰ク八重垣町等ハ僉(ミナ)廓内ニシテ再興以来ノ新巷ナリ...
永井荷風 「上野」
...かへつて純粋なる藍色をそのままに施す事は...
永井荷風 「江戸芸術論」
...しかしてその色彩には好んで赤と藍とを混和せしめたる極めて明快なる林檎色(りんごいろ)の緑を用ひ文化以前の木板絵に見るが如き色調の美妙を示す所あり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...藍玉屋の親爺もあれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...藍(あい)の縞物(しまもの)の尻を端折(はしょ)って...
夏目漱石 「草枕」
...手に手に緑と藍と白のリストリアの小さな国旗を持ち...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...甘藍(キャベツ)や...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...きっとこの木藍の中には...
牧野富太郎 「植物記」
...一桶の藍(あい)流しけり春の川この句を評して「一桶の」といふのは実際桶に入れて藍を棄(す)てたといふのでなくて染物を洗ふため水の染(そ)んでゐる工合を云々(うんぬん)といふてある...
正岡子規 「病牀六尺」
...藍絵...
柳宗悦 「工藝の道」
...最前自分は藍丸王の眼の前で...
夢野久作 「白髪小僧」
...その両側に船底から食(は)み出した浪が糊を附けて硬(こは)ばつた藍色の布の襞と皺とを盛り上げる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...濃紫にいくらか藍のまじつたといふ様な深い色...
若山牧水 「秋草と虫の音」
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