...薄い藍色に澄み渡った空には幾つかの星も輝いていた...
芥川龍之介 「追憶」
...藍で装飾したものも...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一天は紺青(こんじよう)の伽藍(がらん)の廊(ろう)の色にして...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...「へえ……へえ」「それは何じゃ」人影が藍玉屋の金蔵であることは申すまでもありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...大和の国の三輪の藍玉屋(あいだまや)の倅(せがれ)の金蔵というもののそれにそっくりです...
中里介山 「大菩薩峠」
...藍縞(あいじま)の...
中里介山 「大菩薩峠」
...空色寒藍に澄んで...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...自分は伽藍(がらん)のような書斎の真中に床を展(の)べて冷(ひやや)かに寝た...
夏目漱石 「文鳥」
...藍色(あゐいろ)に描(ゑが)かれたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...碧藍(みどり)の天地へ流したそれを...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...藍のほうはむかしから魚には禁物...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...結城紬(ゆうきつむぎ)の藍微塵(あいみじん)に琉球(りゅうきゅう)の下着...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...カザンスキ大伽藍――アレクサンドル一世が当時の著名な建築家ウォロニヒンをして造営せしめた大伽藍(一八一一年竣工)で...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...薄藍のやや低い富士...
宮本百合子 「金色の秋の暮」
...藍色(あいいろ)の表紙じゃないか...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...藍(あゐ)と鬱金(うこん)に染まる爪(つめ)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...燕青の真白な肌に藍(あい)と朱彫(しゅぼり)のいれずみが花のごとく見えたからである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まるで伽藍(がらん)か墓場のよう……」軽い咳(せき)がこみ上げてきた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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