...俺のやうな者が自分の性質を檢査するために聖フランシスを藉りて來るなどは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...人間社会では無政府、無警察といえば、乱暴、狼藉、惨酷、悲惨なありさまを指すのであるが、苔虫社会では国民こぞって利害得失を共にし、各自がおのれの欲せざるところを決して他に施さぬから、かかる制度は初めから必要がないのである...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...既(すで)に杯盤(はいばん)狼藉(らうぜき)たり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...さながら沙漠のオアシスのような慰藉を与えてくれていました...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...すべて女性の保護と慰藉(いしゃ)のおかげで...
太宰治 「恥」
...毫も公衆の声援を藉るの手段を執らざるものゝ如し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...老年の慰藉(なぐさみ)となるべき子孫のない身一ツの淋(さび)しさ果敢(はかな)さ...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...人間(にんげん)の手(て)を藉(か)りたものは田(た)でも畑(はた)でも人間(にんげん)の手(て)を藉(か)りて到處(いたるところ)をからりとさせる...
長塚節 「土」
...まさに落花狼藉...
久生十蘭 「魔都」
...室内の状況は狼藉を極めたり...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...浪子の口を藉つて語らしめて曰く...
八面樓(宮崎湖処子) 「泉鏡花作『外科室』」
...しかし書物にも病人の慰藉(いしゃ)にならずして悪い刺撃になるような淫猥(いんわい)なものが多いし...
村井弦斎 「食道楽」
...君が以前食べたというのはどういう風(ふう)に料理したか」大原「牛肉の煮込のように鍋の中へ豚の生肉を打(ぶ)ち込(こ)んで煮たのさ」主人「アハハそれこそ言語同断(ごんごどうだん)乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)というものだ...
村井弦斎 「食道楽」
...十分慰藉(なぐさめ)になるような...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それをたった一つの慰藉(いしゃ)として活(い)きていたのが事実だからである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...あたりは旋風の跡の如き狼藉をきわめ...
吉川英治 「剣難女難」
...みだりに狼藉(ろうぜき)する兵でもあったら...
吉川英治 「三国志」
...邪宗門に口を藉(か)りて...
吉川英治 「柳生月影抄」
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