例文・使い方一覧でみる「藉」の意味


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...また一種の慰にならぬでもない...   また一種の慰藉にならぬでもないの読み方
伊藤左千夫 「去年」

...哲学も宗教も今の自分に何の慰をも与え得ないのは...   哲学も宗教も今の自分に何の慰藉をも与え得ないのはの読み方
伊藤左千夫 「奈々子」

...かくして「量」は人生の慰と平和とを助くるに反し...   かくして「量」は人生の慰藉と平和とを助くるに反しの読み方
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」

...後には生霊死霊の口寄(死者の魂を招いて己が口に(か)りてその意を述べることで...   後には生霊死霊の口寄りてその意を述べることでの読み方
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」

...是でも未だ何か學者の力をりるとか機械を据付けて毒を流さぬ樣にすると云ふやうな頭を持つて居るものと見へる...   是でも未だ何か學者の力を藉りるとか機械を据付けて毒を流さぬ樣にすると云ふやうな頭を持つて居るものと見へるの読み方
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」

...こういった無法狼のたぐいはよく起こるものである...   こういった無法狼藉のたぐいはよく起こるものであるの読み方
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」

...それもごく僅かな額で兄の慰料や姉の身代金などから差引いたものらしかった...   それもごく僅かな額で兄の慰藉料や姉の身代金などから差引いたものらしかったの読み方
豊島与志雄 「黒点」

...優しい慰(いしゃ)の言葉を口から出す気もなく自(おのず)から出した...   優しい慰藉の言葉を口から出す気もなく自から出したの読み方
夏目漱石 「彼岸過迄」

...明治十年(ねん)ごろまでは強盗(ごうとう)したり乱暴狼(ろうぜき)した者に...   明治十年ごろまでは強盗したり乱暴狼藉した者にの読み方
新渡戸稲造 「自警録」

...われわれの光明であり慰(いしゃ)であるだろう...   われわれの光明であり慰藉であるだろうの読み方
野村胡堂 「楽聖物語」

...当るがままの乱暴狼(らうぜき)...   当るがままの乱暴狼藉の読み方
樋口一葉 「たけくらべ」

...人間以上の高いところにそれを償ふべき力と癒すべき慰を求めさすやうにしてお上げなさいまし...   人間以上の高いところにそれを償ふべき力と癒すべき慰藉を求めさすやうにしてお上げなさいましの読み方
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」

...室内の状況は狼を極めたり...   室内の状況は狼藉を極めたりの読み方
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」

...――さういふものから或る慰を君一人でもつて受取るやうに...   ――さういふものから或る慰藉を君一人でもつて受取るやうにの読み方
堀辰雄 「生者と死者」

...「狼(ろうぜき)!」と...   「狼藉!」との読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...一つの鮮明な強烈な色彩を(か)りて...   一つの鮮明な強烈な色彩を藉りての読み方
三好達治 「柘榴の花」

...此帰参が主として伊沢氏の助をりて成就し...   此帰参が主として伊沢氏の助を藉りて成就しの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...口を(か)るべき酒気もいまは失せていた...   口を藉るべき酒気もいまは失せていたの読み方
吉川英治 「私本太平記」

「藉」の読みかた

「藉」の書き方・書き順

いろんなフォントで「藉」

「藉」の英語の意味

「なんとか藉」の一覧  


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