...全く慰藉の途なきを覺えるであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...慰藉(いしゃ)のあたえようもない...
伊藤左千夫 「箸」
...自分を慰藉(ゐしや)して呉れるものではないのだらうと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...大声あげて「おのれ今日も狼藉(ろうぜき)なすや...
巌谷小波 「こがね丸」
...舞台の方では見物席の落花狼藉(らっかろうぜき)をそ知らぬ風で...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...藉二体於稗史小説一...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...それは逗子の夏の一夕にある婦人の口に藉(か)って訴えた「浪子」が自ら読者諸君に語るのである...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...往々辞を絶対的多数の政党なきに藉ると雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...此れさへ非常な慰藉(ゐしや)ぢやありませんか...
永井荷風 「一月一日」
...そこから狼藉者呼ばわりの凜々(りり)しい声を聞きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...だから勇気はいよいよ増して一息に追いかけた時に、辻斬の狼藉者は、ふいと角を曲って榛の木馬場の稲荷の社(やしろ)の中へ逃げ込んだものと認められます...
中里介山 「大菩薩峠」
...南(みなみ)の亭主(ていしゆ)も殊更(ことさら)に彼(かれ)に同情(どうじやう)して慰藉(ゐしや)の言辭(ことば)を惜(をし)まぬ程(ほど)其(その)心(こゝろ)が動(うご)かされなかつたのみでなく...
長塚節 「土」
...この手の肉はマルセイェーズを歌ふけれどもエレーゾンなぞ歌はない!あらくれどもの狼藉((らうぜき))は厳冬の如くこの手に応(こた)へ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...出しに行ったところなの」小六はこれ以上弁解のような慰藉(いしゃ)のような嫂(あによめ)の言葉に耳を借したくなかった...
夏目漱石 「門」
...彼等は喜ばしい慰藉を感ずるであらう...
野口米次郎 「能楽論」
...彼處に不思議な狂人が見張られ守られてゐることには幾度も耳を藉(か)したことがあるだらう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この狼藉(ろうぜき)に手を貸している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...琵琶弾(ひ)き娘の宋という男親は宋江から思いがけない慰藉料(いしゃりょう)の銀子(ぎんす)をもらい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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