...藁屋根の古民家が風情がある...
...子供の頃、藁屋根の家に遊びに行ったことがある...
...藁屋根の雨漏りが心配だ...
...田舎の景色には藁屋根の家が映える...
...外国人観光客が藁屋根の家の写真を撮っている...
...いづれも見すぼらしい藁屋根や瓦屋根がごみごみと狭苦しく建てこんで...
芥川龍之介 「蜜柑」
...大きな藁屋根ですから一とたまりもなく焼け落ち...
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...葉は藁屋根のようにこんもりしていた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...呼うで来い」草原の出外れに見える二三軒の藁屋根のある方から十歳(とお)位に見える色の白い小供が来ている...
田中貢太郎 「放生津物語」
...・あすのあさの水くんでおくかなかな(追加)本妙寺・昇る陽を吸うてゐる南無妙法蓮華経・秋がきた朝風の土に播いてゐる・めつきり秋めいた風が法衣のほころび・何となく考へてゐる犬も私も草のうへ・夕立つや思ひつめてゐる・夕立が洗つていつた茄子をもぐ・夕立晴れたトマト畑に出て食べる・夕立晴るゝや夕焼くる草の葉・藁屋根はしづくする雑草はれ/″\八月廿三日今朝はすつかり秋だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...とうとう藁屋根まで剥ぎはじめたと私に報告した...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...ぼろ/\に腐つた麦藁屋根(むぎわらやね)が通路(かよひぢ)と井(いど)を覆(お)ふて居(を)る...
徳冨盧花 「水汲み」
...小さな村落の藁屋根から立昇る煙を眺めた...
豊島与志雄 「常識」
...また遠く一軒の茶店の藁屋根を眺めた...
豊島与志雄 「湯元の秋」
...葉越に隣の藁屋根(わらやね)が四半分ほど見えます...
夏目漱石 「行人」
...ことによると崩(くず)れかかった藁屋根(わらやね)に初霜(はつしも)が降ったかも知れない...
夏目漱石 「野分」
...橋の向うの藁屋根の軒に...
林芙美子 「谷間からの手紙」
...松が夕ぐれの空に一つ澄んでゐる堤の材木屋の前の藁屋根の船の上に霙が降り出した...
原民喜 「透明な輪」
...いままで雨垂れのしていた藁屋根(わらやね)の隙間から...
堀辰雄 「菜穂子」
...その突きあたりに一軒の藁屋根(わらやね)の家が見え出し...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...初冬の弱い日のひかりが路傍の藁屋根をうす明るく照して来た」とこんな風に...
正岡容 「下町歳事記」
...谷川を前にしたる大きやかなる藁屋根あり...
夢野久作 「白くれない」
...麓の藁屋根(わらやね)...
吉川英治 「新書太閤記」
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