...ある家の中央の炉の上に大きな藁の褥(クッション)がつるしてあり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...床は箱や藁で被われている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...妻は臺所の土間に藁火を焚いて...
伊藤左千夫 「奈々子」
...藁(わら)の上より牧場なる...
巌谷小波 「こがね丸」
...ふるい麦藁帽子の下から白髪を覗かせ...
谷譲次 「踊る地平線」
...例のおきまりの大きな麦藁帽子や白シャツにもかゝはらず...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...幼い弟妹たちの母がわりひねこびた植物のようにほっそり育ちやっと娘になってきたが戦争が負けに近づいてまい晩日本の町々が藁束(わらたば)のように焼き払われるそのなかでなぜか広島だけ焼かれない...
峠三吉 「原爆詩集」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...私は監獄の藁(わら)の上に連れ戻され...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...庇(ひさし)が藁葺(わらぶき)で燃えがよい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お隣りは?」平次は低い生垣の先の大きい藁葺(わらぶき)の家を指しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藁店の路地の通りは...
林芙美子 「朝夕」
...(進みて藁椅子に腰を掛く...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...中で目を止めてよいと思う品は「麦藁細工(むぎわらざいく)」でありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...マクはやはり藁をもって巻くことであったのが...
柳田國男 「食料名彙」
...風の神送りの日に作って藁苞(わらづと)に入れて供(そな)え...
柳田国男 「木綿以前の事」
...藁(わら)さえ刻めば左官で通る...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...もろともに啣(くは)へて帰る一すぢの細き藁屑...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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