...)◇小屋では大和がゴンゾ(藁靴)をはいて薪を割っていたが...
石川欣一 「山を思う」
...小さな藁きれや紙のきれつぱしや...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...これに薦を巻いて中には板とか笹ッ葉とか藁とか蕎麦がらとかを入れて伏せるのですが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...白い洋服に麥藁帽...
千家元麿 「自分は見た」
...低気圧が来る時には噴出が盛んになって麦藁帽(むぎわらぼう)くらい噴(ふ)き上げるなどと話しました...
寺田寅彦 「先生への通信」
...幻影でも藁屑でもない...
豊島与志雄 「故郷」
...まだ藁屑をそこらにつけたまま...
豊島与志雄 「塩花」
...學校では博物の沼崎君が古い麥藁帽子をかぶつて學校園に其姿を曝して居る...
長塚節 「教師」
...庭(には)へ敷(し)いてある庭葢(にはぶた)の藁(わら)も只(たゞ)ぐつしりと濕(しめ)つて居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...疾(とう)から玉蜀黍(たうもろこし)が竈(かまど)の灰(はひ)の中(なか)でぱり/\と威勢(ゐせい)よく燃(も)える麥藁(むぎわら)の火(ひ)に燒(や)かれて...
長塚節 「土」
...藁(わら)を腰に当てて...
夏目漱石 「坑夫」
...一本の藁に縋りつくのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...足袋(たび)や藁靴(わらぐつ)を足に用いるのは言うを俟たない...
柳宗悦 「陸中雑記」
...またはしまいの藁を折り曲げても置いたか知らぬが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...下の厚みは藁その他のものでつけるというようなものもある...
柳田国男 「母の手毬歌」
...名は稲村であるが実は藁(わら)ばかりを積んでいる...
柳田国男 「木綿以前の事」
...思いもかけない藁塚(わらづか)産業課長が同席して...
夢野久作 「爆弾太平記」
...溺れるもの藁(わら)をもつかむで...
吉川英治 「鬼」
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