...「薬研堀」で包丁を研ぐ...
...薬研堀で鶏の胸肉を切ってみた...
...この包丁は薬研堀入りで、研ぐ手間が省ける...
...「薬研堀」を使って切れ味のいい包丁に保つ...
...外国人に薬研堀を見せたら、感心された...
...……」ちょうど薬研堀(やげんぼり)の市(いち)の立つ日...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...それから薬研堀(やげんぼり)の不動の市...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...薬研堀と、仲橋広小路の市は、社寺の境内でなく、往来に立ったのだから、その地割(じわり)がその筋でやかましく、いろいろ干渉されますので、土地の世話役は旨(うま)く極(き)め合いを附けるのが骨が折れたものです...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...両国で薬研堀この四軒でいずれも鰌専門で汁(しる)と丸煮だけである)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...日本橋区内では○本柳橋(もとやなぎばし)かかりし薬研堀(やげんぼり)の溝渠(震災前埋立)浅草下谷区内では○浅草新堀○御徒町忍川○天王橋かかりし鳥越川(とりごえがわ)○白鬚橋(しらひげばし)瓦斯タンクの辺橋場のおもい川○千束町(せんぞくまち)小松橋かかりし溝○吉原遊郭周囲の鉄漿溝(おはぐろどぶ)○下谷二長町(にちょうまち)竹町辺の溝○三味線堀...
永井荷風 「葛飾土産」
...」僕は薬研堀と聞いて...
永井荷風 「申訳」
...○薬研堀(やげんぼり)がまだそのまま昔の江戸絵図にかいてあるように...
永井荷風 「雪の日」
...薬研堀(やげんぼり)の囲いものの家へ投りこまれた...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...薬研堀(やげんぼり)の鯨汁好みが...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...廿八日の薬研堀の市のころは...
正岡容 「下町歳事記」
...舞台を設けた小野の家は薬研堀だから...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その外東京には五百の姉安が両国薬研堀(やげんぼり)に住んでいた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...薬研堀(やげんぼり)から旗本の小屋敷のあいだを...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...江戸薬研堀(やげんぼり)...
吉川英治 「剣難女難」
...薬研堀の生不動与兵衛であった...
吉川英治 「剣難女難」
...「家はどこか」「薬研堀(やげんぼり)でございます...
吉川英治 「柳生月影抄」
...死体蔵(したいぐら)にとってあります」「日本橋の薬研堀(やげんぼり)に...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...薬研堀(やげんぼり)の本店倉庫へ収めに行く...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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