...葛城山には、薬師堂や金峯神社など多くの神社仏閣がある...
...俯向(うつむ)き勝ちに薬師堂の方へ歩行(ある)いて来て...
泉鏡花 「婦系図」
...稲の穂の黄色くなりかけた田圃の間を通ってその薬師堂へ往った...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...神様も頼みにならん」薬師堂の参詣に来ていた者がこう云って我も我もと逃げ帰ったので...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...薬師堂、法華堂、戒壇院、山王院、―――彼は山内到るところの堂宇をさまようて、其処に安置してある本尊だの、脇士(わきじ)だの、間(びかん)を飛(ひよう)する天人の群像だのを、飽かずに眺め入りながらうと/\と日を送った...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...第三十四番の薬師堂)...
種田山頭火 「行乞記」
...薬師堂があつて吉野桜が美しい...
種田山頭火 「旅日記」
...頼朝寄進の薬師堂塔...
中里介山 「大菩薩峠」
...薬師堂の一間を借りて養生をしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...薬師堂の仏前までも...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...薬師堂を経て関山中尊寺に詣る...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...境内に入るときは石鳥居、石橋、二王門、別殿、東西法華堂、薬師堂、浮堂(うきだう)、中門、回廊、本社、神楽堂、鐘楼、文庫等及末社おほし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...村はずれの薬師堂の前にて...
森鴎外 「みちの記」
...この空井戸のある薬師堂は...
柳田国男 「故郷七十年」
...薬師堂を三周すれば福を授かると伝うる式があるなど(東作誌(とうさくし))...
柳田国男 「年中行事覚書」
...薬師堂と妙宣寺との...
吉川英治 「私本太平記」
...丈六平(じょうろくだいら)や薬師堂の辺は...
吉川英治 「私本太平記」
...河原町の薬師堂に下宿している渋沢栄一を...
吉川英治 「松のや露八」
...薬師堂の辺りからそこへ行き着くという道も選べる――そのいずれから行くも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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