...それから十五か十六ぐらいまでは祖父の薫育(くんいく)に人となった...
有島武郎 「私の父と母」
...薫育された状態から半野生の状態に堕落した犬は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これ我人を薫育する良教師なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...これ我人を薫育する良教師なりと...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...人心中に薫育せるによる...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...親爺(おやぢ)はこれを自分の薫育の効果と信じてひそかに誇(ほこ)つてゐる...
夏目漱石 「それから」
...実際を云ふと親爺(おやぢ)の所謂薫育は...
夏目漱石 「それから」
...親爺はこれを自分の薫育(くんいく)の効果と信じてひそかに誇っている...
夏目漱石 「それから」
...実際を云うと親爺の所謂(いわゆる)薫育は...
夏目漱石 「それから」
...趣味性の上の薫育であって...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...家庭では一人一人に対して充分の薫育(くんいく)を施(ほど)こす事が出来る...
村井弦斎 「食道楽」
...そうした惨澹たる世相の中に毅然として能楽の研鑽と子弟の薫育を廃しなかった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...嵩(かさ)にかかった手厳しい薫育を加えたものであるが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...精彩を尽して薫育をする...
夢野久作 「能とは何か」
...知らず識らず薫育された少年への感化力は大きなものであつたと思ふが...
吉川英治 「折々の記」
...二官兵衛の為人(ひととなり)は小さい時から愛されたそのおじい様の薫育(くんいく)によるところが多かったのである...
吉川英治 「黒田如水」
...数年薫育(くんいく)をうけた恩人...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここに人格から人格への直接の薫育がある...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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