...政府にて決答を躊躇(ちゅうちょ)するときは軍艦より先(ま)ず高輪(たかなわ)の薩州邸(さっしゅうてい)を砲撃(ほうげき)し...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...(この『御教条』を見て薩州人も大に安心をしたとの話がある...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...其年の「慶應三年」の十二月二十五日に所謂薩州邸の燒打(やきうち)といふ事件が起つた...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...とう/\薩州邸の燒打となつたのである...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...勤王藩の首たる薩州邸へ入込むのがよいというので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...宿の女房は『ここは薩州様のお宿であります...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...薩州は聞ゆる武勇の国...
中里介山 「大菩薩峠」
...「拙者は薩州の田中新兵衛」田中新兵衛は飄然(ひょうぜん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...あいつの名前は」「薩州の田中新兵衛と聞いた」「田中新兵衛……そうか...
中里介山 「大菩薩峠」
...拵(こしら)えはすべて薩州風...
中里介山 「大菩薩峠」
...ことに隣りの薩州家などは浪人者がたくさんに出入りして...
中里介山 「大菩薩峠」
...薩州だけではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...薩州邸へと帰着するかと思うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...薩州人は、関ヶ原で敗北して以後、領地は安泰し、幕府の恩を感じていた...
蜷川新 「天皇」
...彼らはいずれも薩州人である...
蜷川新 「天皇」
...薩州はあの雄藩で...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...薩州と事を構えたならば却って手火事を焼き出そうやら知れぬ...
夢野久作 「名君忠之」
...伏見の戦争が初まる三月(みつき)程前から再び薩州邸(やしき)に行つた切(き)り明治五年まで足掛(あしかけ)六年の間一度も帰つて来なかつた...
與謝野寛 「蓬生」
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