...たとえば「大菩薩峠(だいぼさつとうげ)」なんぞも一代の傑作だと思っているのよ...
芥川龍之介 「文放古」
...南無(なむ)や志渡寺(しどじ)の観音薩(さった)の力をあわせてたびたまえとて...
泉鏡花 「歌行燈」
...天幕の諸君は尚(なお)も馳走に薩摩(さつま)琵琶(びわ)を持出した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...侍が「桃牛舎南玉は、其方か」「へえ、何か、御用で、ござりますか」「身共は、奉行所の者であるが、その方の住居に、元、薩州の家来、仙波小太郎と申す者がおるか?」南玉は、身体中を固くして(しまった)と、全身で叫んだ...
直木三十五 「南国太平記」
...薩州の壮士曰(いわ)く...
中里介山 「大菩薩峠」
...薩摩の中村半次郎(桐野利秋)――それと肥後の川上彦斎...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを大菩薩峠の上に移して...
中里介山 「大菩薩峠」
...稚拙極まる菩薩を素材の中から湧出せしめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...『大菩薩峠』の作者に逢うと...
野村胡堂 「胡堂百話」
...本尊菩薩(ぼさつ)に跪座立礼(きざりつれい)三拝して...
長谷川時雨 「西川小りん」
...波蘭人と哥薩克とは交戦をつづけた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...哥薩克のうちから最も才幹ある者をひとり選び出せといふ命令が下つたのぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...注意して調査すると感興あり利益ある種々の学術材料を見出し得るてふ事を摩訶薩王子虎に血を施した話の序(ついで)に長々しく述べた訳じゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...ただし『仏説観弥勒菩薩下生経(げしょうきょう)』に...
南方熊楠 「十二支考」
...そこで昨日(きのう)絞っておいたササゲと薩摩芋の輪切りにしたのと混ぜて蒸籠(せいろう)でよく気長に蒸します...
村井弦斎 「食道楽」
...それが薩摩を経て内地に入ったために「薩摩絣」の名で呼ばれるに至りました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...この僧を人聞菩薩(にんもんぼさつ)と呼んでおります...
柳田國男 「日本の伝説」
...かく見れば白鳳天平の仏菩薩像は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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