...わざわざ遠い薩摩の国に下って...
上村松園 「税所敦子孝養図」
...仏蘭西語は僕には何のことやら薩張(さっぱ)り意味が判りません...
海野十三 「壊れたバリコン」
...薩摩上布の腰のあたりをべっとりと湿していた...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...薩長と将軍の喧嘩――先生は喧嘩と言うておられる――どっちが勝っても宜(よ)い――そんな事には命を捨てちゃ堪(たま)らぬ...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...その時僧と小僧は平伏して異常の熱心をもって普賢菩薩への読経を始めた...
小泉八雲 田部隆次訳 「常識」
...すると矢は菩薩の胸に深く...
小泉八雲 田部隆次訳 「常識」
...菩薩の書いたものが論だといふ區別は...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...三田の薩摩屋敷の方へ...
直木三十五 「南国太平記」
...和装の方は大菩薩峠の文字を紙に木版で彫って張りつけたのである...
中里介山 「生前身後の事」
...いつもの通り……雨絣の本薩摩に革模様の紺博多...
久生十蘭 「姦(かしまし)」
...哥薩克!』さういふ胴間声が彼の頭のうへで鳴り響いた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...大菩薩峠らしく感じたのは大湊の舟小屋と新錢座の浪宅と輕業小屋との部分々々である...
平山蘆江 「大菩薩峠芝居話」
...薩摩の侍が日本の生麥(なまむぎ)と云ふ處で英人のリチャードソンと云ふ人を斬つたと云ふことが詳かに分つて居まして...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...薩摩の人で、逓信大臣になったこともあり、私が娘さんの媒酌をしたこともあるので、後々は非常に親しくなった人である...
柳田国男 「故郷七十年」
...ほとけ王舎城の耆闍崛(ぎしゃくつ)山中に菩薩...
吉川英治 「宮本武蔵」
...世人未知の菩薩が探検一行によりて...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
...天平の仏菩薩像の体が嬰児の肉体から作り出されていることである(「仏像の相好についての一考察」参照)...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...菩薩(ぼさつ)の行(ぎょう)に背きはしないか」...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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