...保吉(やすきち)は未(いま)だに食物(しょくもつ)の色彩――脯(からすみ)だの焼海苔(やきのり)だの酢蠣(すがき)だの辣薑(らっきょう)だのの色彩を愛している...
芥川龍之介 「少年」
...塩漬にした薑(しょうが)と大根との薄片...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...いつもこの若芽薑を添へる事に定(きま)つてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...高(たか)がお前若芽薑ぢやないか...
薄田泣菫 「茶話」
...亭主のお膳から若芽薑だけは倹約(しまつ)しないやうに願ひ度い...
薄田泣菫 「茶話」
...帰庵して、胡瓜苗を植ゑ、唐辛苗を植ゑ、種生薑を植ゑ、月見草を植ゑた、イヤハヤ忙しい事...
種田山頭火 「行乞記」
...茶飲碗一五銭 切昆布一袋四銭 生薑一束六十八銭 酒五杯半十銭 番茶一袋十銭 生魚十銭 餅七ツ十五銭 醤油四合六十四銭 短冊十四枚十一銭 巻煙草一十八銭 煮干五十匁四十七銭 質屋利子払〆金四円九銭也九月廿八日曇――晴...
種田山頭火 「其中日記」
...塩昆布(しおこぶ)や赤生薑(あかしょうが)のようなものを買わせ...
徳田秋声 「縮図」
...小麦 約十二俵大麦 十俵陸稲┌糯(もち)六斗五升└粳(うるち)五石馬鈴薯 約四百貫玉蜀黍(とうもろこし)三斗西瓜(すいか)八十箇薩摩薯(さつまいも)五百貫茄子(なす)若干胡瓜(きゅうり)若干梅 四斗茶 一貫目牛蒡(ごぼう)五十貫生薑(しょうが)五貫目大根 若干蕎麦(そば)三斗菊芋 若干里芋┌八ツ頭 三俵└小芋 二俵木炭 五俵右の外...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...――辣薑性(らっきょうせい)の美人――おっかさんが君によろしく言ってくれってことだ...
夏目漱石 「三四郎」
...石鹸そっくりの生薑(しょうが)餅だのを売っているところもあれば...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...生薑(しょうが)水をささげてテーブルへ接近したり...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...そのキャフェまえの歩道の一卓で生薑(しょうが)水と蠅(はえ)の卵を流しこんでいる日本人の旅行者夫妻...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...ジャマイカの生薑(しょうが)水の上に広げたコロンボ発行のせいろん独立新聞(ゼ・セイロン・インデペンデント)――一九二九・五・九・木曜日という...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...オリーブ科の誤訳〕 実大功労科 薔薇科 梨科梅科 豆科 肉桂科 紫薇科 胡椒科 大黄科橘科 葡萄科 罌粟科 玉蘭科 蓮科 茶科茘枝科 木緜科 十字科 瓜科 胡桃科 栗科桑科 麻科 楊柳科 松柏科 水仙科 薑科芭蕉科 五穀科 である...
牧野富太郎 「植物記」
...今日民間でも時とするとその肥厚している黄色の根を薑擦子(わさびおろし)で擦(す)りおろしこれを酢で練って...
牧野富太郎 「植物記」
...薑の売言葉は「ハジカミコン」といふなど何となく興味がある...
正岡子規 「病牀六尺」
...また薑売の言葉に「コノワラヅトウナドニハ...
正岡子規 「病牀六尺」
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