...若芽薑が何よりも好物であつた...
薄田泣菫 「茶話」
...帰庵して、胡瓜苗を植ゑ、唐辛苗を植ゑ、種生薑を植ゑ、月見草を植ゑた、イヤハヤ忙しい事...
種田山頭火 「行乞記」
...今日の行乞所得銭 六十八銭合計金九十弐銭米 一升一合今日の買物種生薑 百匁七銭一金十五銭胡瓜苗六本五銭...
種田山頭火 「行乞記」
...茶の時には蜜柑(みかん)と五目飯(ごもくめし)の生薑(しょうが)とが一座の眼をあざやかにした...
田山花袋 「田舎教師」
...有薑・橘・椒・荷...
陳壽 「魏志倭人傳」
...塩昆布(しおこぶ)や赤生薑(あかしょうが)のようなものを買わせ...
徳田秋声 「縮図」
...――辣薑性(らっきょうせい)の美人――おっかさんが君によろしく言ってくれってことだ...
夏目漱石 「三四郎」
...箱根風朝寒しとはなけれども生薑の味す川より吹くは之も哈爾賓の雪と同じ時の作で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そのキャフェまえの歩道の一卓で生薑(しょうが)水と蠅(はえ)の卵を流しこんでいる日本人の旅行者夫妻...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...ジャマイカの生薑(しょうが)水の上に広げたコロンボ発行のせいろん独立新聞(ゼ・セイロン・インデペンデント)――一九二九・五・九・木曜日という...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...オリーブ科の誤訳〕 実大功労科 薔薇科 梨科梅科 豆科 肉桂科 紫薇科 胡椒科 大黄科橘科 葡萄科 罌粟科 玉蘭科 蓮科 茶科茘枝科 木緜科 十字科 瓜科 胡桃科 栗科桑科 麻科 楊柳科 松柏科 水仙科 薑科芭蕉科 五穀科 である...
牧野富太郎 「植物記」
...今日民間でも時とするとその肥厚している黄色の根を薑擦子(わさびおろし)で擦(す)りおろしこれを酢で練って...
牧野富太郎 「植物記」
...これは酢売と薑売(はじかみうり)との事であつて二人が互ひに自分の売物に勿体(もったい)をつけるといふ趣向である...
正岡子規 「病牀六尺」
...薑の売言葉は「ハジカミコン」といふなど何となく興味がある...
正岡子規 「病牀六尺」
...薑売が酢売に対して「ソチ」といふのを見ても当時の二人称には斯様(かよう)な言葉を用ゐたのである...
正岡子規 「病牀六尺」
...また薑売の言葉に「コノワラヅトウナドニハ...
正岡子規 「病牀六尺」
...めっかち生薑(しょうが)と千木箱(ちぎばこ)で名代の芝神明(しんめい)...
山本笑月 「明治世相百話」
...薑(はじかみ)ヶ原では...
吉川英治 「新書太閤記」
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