...噂に聞いた薄鈍(うすのろ)の驢馬と豚とを比べたら...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...少し薄鈍(うすのろ)なのは...
薄田泣菫 「茶話」
...薄鈍(うすのろ)な奴等(やつら)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...薄鈍(うすのろ)な奴等(やつら)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...それより落付いた人も彼を薄鈍物(うすのろ)だといった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...目マルの薄鈍野郎などといふ声が鮮明だつた...
牧野信一 「創作生活にて」
...窓下の薄鈍(のろ)い流れに軋りをたてゝ今にも止まりさうに廻つてゐる水車の影が...
牧野信一 「バラルダ物語」
...「あの薄鈍先生から五十か百の金でふんだくれば...
牧野信一 「バラルダ物語」
...一か年真黒(まっくろ)な服を着ていた麗人たちの薄鈍(うすにび)色に変わったのも艶(えん)に見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...室(へや)の奥のほうに向こうを向いてすわっている女王の後ろでは薄鈍(うすにび)でない他のお召し物に姫君をお着かえさせるようにとか女房らが言っていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薫は父方の叔父(おじ)の喪に薄鈍(うすにび)色の喪服を着けているのも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薄鈍(うすにび)の喪服をつけて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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