...彼女は薄縁のメガネを掛けている...
...テレビで薄縁の眼鏡が流行っているようだ...
...新しい薄縁のフレームを買うつもりだ...
...彼は薄縁の眼鏡を壊してしまった...
...薄縁のメガネはスマートな印象を与える...
...そこにはもう僕のほかにも薄縁(うすべ)りを張った腰かけの上に何人も腰をおろしていた...
芥川龍之介 「冬」
...方丈(はうぢやう)の室に近い書斎の隅には新らしい薄縁(うすべ)りが一枚あり...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...かたい、冷い薄縁の上に、くずおれて、じっとしていると、ひしひしと迫る夜気、地底の穴蔵の、墓場の様な、名状(めいじょう)し難(がた)き静けさ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...薄縁(うすべり)を二枚...
中里介山 「大菩薩峠」
...たった一枚の薄縁(うすべり)...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...生濕りの上に薄縁(うすべり)などを敷いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上敷の薄縁を引つ剥ぐと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
波立一 「檻の中」
...僕は薄縁(うすべり)の上に胡坐(あぐら)を掻(か)いて...
森鴎外 「百物語」
...畳なしの床板に薄縁(うすべり)を敷いただけという...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...病棟も床板に薄縁で...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...床板に薄縁という部屋の造りと共に...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...光るほど拭きこんだ板敷の上に薄縁(うすべり)が敷かれ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...薄縁はなおどこまでも薄縁だ...
吉川英治 「私本太平記」
...薄縁なこの勝家へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...敷いてある薄縁(うすべり)をソッとさぐり廻して行って...
吉川英治 「八寒道中」
...飽くまで薄縁な二人の仲といおうか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ほんとの薄縁とも不幸ともいわれないものであろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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