...彼女は薄縁のメガネを掛けている...
...テレビで薄縁の眼鏡が流行っているようだ...
...新しい薄縁のフレームを買うつもりだ...
...彼は薄縁の眼鏡を壊してしまった...
...薄縁のメガネはスマートな印象を与える...
...座敷の縁側に薄縁(うすべり)を布いて酒が持ち出された...
石川啄木 「道」
...薄縁(うすべり)に尿(いばり)して逃る蛙かなといってね...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...私は台所に薄縁(うすべり)を敷いて寝る事になったのでございます...
太宰治 「男女同権」
...けふはその寢床を小菅に奪はれたので病院の事務室から薄縁を借り...
太宰治 「道化の華」
...二人は其処の素床(すゆか)に薄縁(うすべり)を敷いてもらって...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...最初は椽先へ薄縁(うすべり)を敷いて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...薄縁(うすべり)を二枚...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕は始めから千代子と一つ薄縁(うすべり)の上に坐るのを快く思わなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...生濕りの上に薄縁(うすべり)などを敷いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
林芙美子 「秋果」
......
波立一 「檻の中」
...床板に薄縁という部屋の造りと共に...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...――津川玄三が云ったとおり、病室もすべて板張りに薄縁で、その上に夜具を敷くのであるが、薄縁は五日め、夜具は七日めごとに取替えて、日光と風に当てるきまりだった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...光るほど拭きこんだ板敷の上に薄縁(うすべり)が敷かれ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...一枚敷いた薄縁のまわりにちらばっていた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...薄縁なこの勝家へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...薄縁逆境の人武蔵が歿(ぼっ)したのは正保二年の五月十九日で...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...晩年の知己と頼んだ細川忠利ともかく薄縁で別れてしまった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??