...見たところでは直きに平素の活動的な彼女に復(かえ)っていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その群雄競い起る活動的な記事に刺激せられてただ何事か仕事をしたくてならなかったのではあるまいか...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...活動的な鋭い知能の徴(しるし)が...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...強さと言っても活動的な強さではなくて...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...その活動的な特色をなす...
戸坂潤 「思想としての文学」
...だが之では活動的な実際家が俗物で...
戸坂潤 「思想としての文学」
...唯物論研究会でも活動的なメンバーの一人である...
戸坂潤 「社会時評」
...活動的な自然科学者ではあり得ないだろう...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...彼女はなぜ自分を解放しようとはしなかったか? 活動的な有用な生活にいかにも適しているではなかったか!――しかし彼女は父の愛情を楯(たて)にとっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ラマルクは名声の高い活動的な人物だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...都会もその活動的ならざる他(た)の一面において極力伝来の古蹟を保存し以てその品位を保(たも)たしめねばならぬ...
永井荷風 「日和下駄」
...健康な活動的な勤勉な市民を年々ますます数多く国に与えている慈善的施設の故に...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...忙しい活動的な人は忘れてしまい問題にしないということは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...個性は自己活動的なものである故に自己区別的なものとして自己の唯一性を主張し得るのである...
三木清 「人生論ノート」
...このやうな自己活動的な能力は直觀に對して普通に思惟と呼ばれてゐる...
三木清 「認識論」
...友代の素朴な熱心な活動的な天稟のままに気稟(テムペラメント)の側から全幕を演じ...
宮本百合子 「「建設の明暗」の印象」
...すべてを包容しすべてに関係しすべての物事に熱中するところの・すべての機会に自分から身を挺してそれに当ろうとするところの・あの活動的なはりきった霊魂にくらべて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...活動的な機能を持つ所と変って来たのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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