...空気薄板:飛行機の主翼などの、空気抵抗を減らすために薄く作られた板...
...薄板メタル:製造工程で加工された薄い金属板...
...薄板ソバ:乾麺の種類の一つで、細い薄い板状のソバ...
...薄板ネギ:薄くスライスされたネギ...
...薄板ショコラ:チョコレートを薄くしたもので、パティシエなどが華やかなデザートに使う...
...その上に無造作に置かれた一枚の薄板...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...私はパイプに火をつけ、外の暗闇にでたくなかったので、部屋の薄板を一、二枚はがして火にくべ、夜が明けるまで煙草をすいながら考えつづけた...
アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 妹尾韶夫訳 「マカーガー峽谷の秘密」
...薄板を繋いだ簾(すだれ)が卸してあるので...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...その首を口にふくんで適当な圧力で吹くと底のガラスの薄板がポンという音を立ててその曲率を反転する...
寺田寅彦 「自由画稿」
...その薄板のまんなかに三角形の小窓があけられていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...薄板(うすいた)を組合(くみあは)せて名刺(し)形(かた)の暗箱(あんはこ)をこしらへる...
南部修太郎 「寫眞と思ひ出」
...三尺の潜戸はかまち寄りの薄板を三寸四方ほど鋭利な刄物で切拔かれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...桐の薄板じゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...桐の薄板に墨を塗ったもので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...薄板の赤樫(あかがし)の上側の蓋を拔き取つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あとは桐(きり)の薄板で拵へた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...様々の天体の形が刻まれた小さな金の薄板を一ひら持っていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その向うの薄板(うすいた)工場と...
夢野久作 「オンチ」
...一つには死骸が二人の職工の手で事務室へ抱え移されていたために、現場の模様が全くわからなくなったので、取調べがだんだん大仕掛になって行って、犯人が逃込んだと思われる、木工、鋳造、薄板、第一工場の全部の職工が一人一人に訊問されたせいでもあったろう...
夢野久作 「オンチ」
...薄板工場の中から湧き起るケタタマシイ雑音の交錯が伴奏しつつ...
夢野久作 「オンチ」
...三寸の虫蝕(く)い防ぎの樟の薄板です...
吉川英治 「江戸三国志」
...けれど梓(あずさ)に薄板金を貼り...
吉川英治 「三国志」
...鋼の薄板を彎曲させたような...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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