...空気薄板:飛行機の主翼などの、空気抵抗を減らすために薄く作られた板...
...薄板メタル:製造工程で加工された薄い金属板...
...薄板ソバ:乾麺の種類の一つで、細い薄い板状のソバ...
...薄板ネギ:薄くスライスされたネギ...
...薄板ショコラ:チョコレートを薄くしたもので、パティシエなどが華やかなデザートに使う...
...緑の竹の繊美な薄板の間から蜜柑の濃い色をのぞかせた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...薄板に施した形板きざみは完全で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私はパイプに火をつけ、外の暗闇にでたくなかったので、部屋の薄板を一、二枚はがして火にくべ、夜が明けるまで煙草をすいながら考えつづけた...
アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 妹尾韶夫訳 「マカーガー峽谷の秘密」
...わたしは今日の英国を、莫大な荷物――長いあいだ世帯を張っているうちに積みあつめ、それを焼きすてる勇気をもっていない、がらくた物を大トランク、小トランク、薄板箱、包み荷につめて旅行をしている老紳士だと考える...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...薄板を繋いだ簾(すだれ)が卸してあるので...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...ぴんと張りつめた薄板のようなものがどこかにあって...
豊島与志雄 「春盲」
...その薄板のまんなかに三角形の小窓があけられていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...堤防は切れた――水が物凄い勢いで隧道(トンネル)へそれは地図を毛彫りにした銅の薄板で...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...三尺の潜戸はかまち寄りの薄板を三寸四方ほど鋭利な刄物で切拔かれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...桐の薄板じゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...桐の薄板に墨を塗ったもので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あとは桐(きり)の薄板で拵へた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その向うの薄板(うすいた)工場と...
夢野久作 「オンチ」
...一つには死骸が二人の職工の手で事務室へ抱え移されていたために、現場の模様が全くわからなくなったので、取調べがだんだん大仕掛になって行って、犯人が逃込んだと思われる、木工、鋳造、薄板、第一工場の全部の職工が一人一人に訊問されたせいでもあったろう...
夢野久作 「オンチ」
...薄板工場の中から湧き起るケタタマシイ雑音の交錯が伴奏しつつ...
夢野久作 「オンチ」
...「ハッハッハッハッ……あばれちゃ……いかん……ハッハッハッハッ……動(いご)いちゃ……」折柄起った薄板工場の雑音のために...
夢野久作 「オンチ」
...薄板の隔膜と反故紙(ほごがみ)の腸があらわれた...
夢野久作 「微笑」
...三寸の虫蝕(く)い防ぎの樟の薄板です...
吉川英治 「江戸三国志」
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