例文・使い方一覧でみる「薄っぺら」の意味


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...そんな薄っぺらなものではない...   そんな薄っぺらなものではないの読み方
佐野昌一 「虫喰い算大会」

...ただ一通りバラリと配列されるのみでは店が薄っぺらで...   ただ一通りバラリと配列されるのみでは店が薄っぺらでの読み方
相馬愛蔵 「私の小売商道」

...その薄っぺらな草履をはいて歩くとぺたぺたと裸足(はだし)で地べたを歩いているような感じで心細く...   その薄っぺらな草履をはいて歩くとぺたぺたと裸足で地べたを歩いているような感じで心細くの読み方
太宰治 「新釈諸国噺」

...何という薄っぺらな心境であろう...   何という薄っぺらな心境であろうの読み方
種田山頭火 「最近の感想」

...しかし非常に粗末な薄っぺらな品である...   しかし非常に粗末な薄っぺらな品であるの読み方
寺田寅彦 「石油ランプ」

...きわめて薄っぺらな地であった...   きわめて薄っぺらな地であったの読み方
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」

...骨立った薄っぺらな固い感じがした...   骨立った薄っぺらな固い感じがしたの読み方
豊島与志雄 「裸木」

...金公が薄っぺらな口先でしきりにキザを言っては入道に愚弄されるのが...   金公が薄っぺらな口先でしきりにキザを言っては入道に愚弄されるのがの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...ことごとく押絵細工同様の薄っぺらなものであるところへ...   ことごとく押絵細工同様の薄っぺらなものであるところへの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...喧嘩だ、戦争だ、異国人だ、仏壇を背負い出せということの元のおこりを、一切知り抜いているお角さんには、そのうわっ調子の、薄っぺらの、物影におびえる奴等の胆っ玉のほどが、お気の毒でたまらないのも無理はありません...   喧嘩だ、戦争だ、異国人だ、仏壇を背負い出せということの元のおこりを、一切知り抜いているお角さんには、そのうわっ調子の、薄っぺらの、物影におびえる奴等の胆っ玉のほどが、お気の毒でたまらないのも無理はありませんの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...いよいよ薄っぺらになるばかりであって...   いよいよ薄っぺらになるばかりであっての読み方
新渡戸稲造 「今世風の教育」

...それにお艶と同じ屋根の下で暮して居るだけに、このお預けは骨身にこたえますよ、薄っぺらで、男のくせにおしゃべりで、ちょいと良い男でもありますが、近頃少し気が変になって居るんじゃ無いか――と、これは下女のお六の見立てですがね」「何んか変なことでもあるのか」「許婚(いいなずけ)の娘にこき使われて、色文の使いまでさせられるんだから、正気の沙汰じゃありませんね――もっとも親兄弟もなく、身寄も無くて、江島屋に引取られて育った人間だと言うから、腹を立てて飛出したところで、行く当ても無いことでしょう、――これがあっしなら、お艶をさらって山の中へでも逃げ込み、思う存分苦労をさしてやるが」「物騒なことを考える奴だな、お前は」「大丈夫ですよ、あっしには許婚も何んにもありゃしません」「それっ切りだったな」「もう一人、江島屋の下男の幹助(みきすけ)、あれは良い男ですね、色が赤黒くて、恐ろしく達者で、秩父山中から生捕って来た熊の子みてえな野郎ですが、無口で無愛想で、お嬢さんのお艶に白い歯も見せないのは、あの男ばかりですよ」「性分だろう」「そのくせ、あっしなんかには当りがよくて、最初から馬が合いましたよ、何んだってそんなにお嬢さんに素気なくするのかと訊くと、女の高慢なのと坊主の腰の低いのは大嫌いだって言やがる」「それじゃ、お嬢さんを綺麗だとは思わないかと訊くと、――梨でも桃でも、虫が付くと不思議に綺麗になる――って言やがる、皮肉な野郎ですね」「生れは?」「あんなのは間違いもなく信濃者ですよ」「下女のお六は」「相模女で、あんなに慾の皮の突っ張ったのは、場違いですね、あの女は三十両は溜めているに違えねえという評判ですよ」「外には?」「主人の鹿右衛門は、上へ馬という字の付く方」「何んだえそれは?」「馬鹿右衛門とね、内儀のお浅はちょっと良い大年増で、気象者で、利巧で、少し扱い憎い方でしょうな」「ところで、そのうち、誰が一体三之助殺しの下手人だと思う」平次は八五郎に訊くのではなくて、以上の報告から自分の結論を引出そうとして居る様子です...   それにお艶と同じ屋根の下で暮して居るだけに、このお預けは骨身にこたえますよ、薄っぺらで、男のくせにおしゃべりで、ちょいと良い男でもありますが、近頃少し気が変になって居るんじゃ無いか――と、これは下女のお六の見立てですがね」「何んか変なことでもあるのか」「許婚の娘にこき使われて、色文の使いまでさせられるんだから、正気の沙汰じゃありませんね――もっとも親兄弟もなく、身寄も無くて、江島屋に引取られて育った人間だと言うから、腹を立てて飛出したところで、行く当ても無いことでしょう、――これがあっしなら、お艶をさらって山の中へでも逃げ込み、思う存分苦労をさしてやるが」「物騒なことを考える奴だな、お前は」「大丈夫ですよ、あっしには許婚も何んにもありゃしません」「それっ切りだったな」「もう一人、江島屋の下男の幹助、あれは良い男ですね、色が赤黒くて、恐ろしく達者で、秩父山中から生捕って来た熊の子みてえな野郎ですが、無口で無愛想で、お嬢さんのお艶に白い歯も見せないのは、あの男ばかりですよ」「性分だろう」「そのくせ、あっしなんかには当りがよくて、最初から馬が合いましたよ、何んだってそんなにお嬢さんに素気なくするのかと訊くと、女の高慢なのと坊主の腰の低いのは大嫌いだって言やがる」「それじゃ、お嬢さんを綺麗だとは思わないかと訊くと、――梨でも桃でも、虫が付くと不思議に綺麗になる――って言やがる、皮肉な野郎ですね」「生れは?」「あんなのは間違いもなく信濃者ですよ」「下女のお六は」「相模女で、あんなに慾の皮の突っ張ったのは、場違いですね、あの女は三十両は溜めているに違えねえという評判ですよ」「外には?」「主人の鹿右衛門は、上へ馬という字の付く方」「何んだえそれは?」「馬鹿右衛門とね、内儀のお浅はちょっと良い大年増で、気象者で、利巧で、少し扱い憎い方でしょうな」「ところで、そのうち、誰が一体三之助殺しの下手人だと思う」平次は八五郎に訊くのではなくて、以上の報告から自分の結論を引出そうとして居る様子ですの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...しかしまたそれだけ薄っぺらさもなかった...   しかしまたそれだけ薄っぺらさもなかったの読み方
長谷川時雨 「江木欣々女史」

...経済ことに消費経済と志士の生命がけの政治とが薄っぺらな紙一枚の同似性となり...   経済ことに消費経済と志士の生命がけの政治とが薄っぺらな紙一枚の同似性となりの読み方
服部之総 「志士と経済」

...薄っぺらな毛布とヴォーケ夫人の古着に綿を詰め込んだ足掛けだけを引っ掛けていた...   薄っぺらな毛布とヴォーケ夫人の古着に綿を詰め込んだ足掛けだけを引っ掛けていたの読み方
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」

...ジョーゼットまがいの悪く新しがった薄っぺらなところ...   ジョーゼットまがいの悪く新しがった薄っぺらなところの読み方
久生十蘭 「姦(かしまし)」

...金を薄っぺらな延箔(のべはく)にしてひらりひらりとふりまいている...   金を薄っぺらな延箔にしてひらりひらりとふりまいているの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...こんな薄っぺらなドアなどは...   こんな薄っぺらなドアなどはの読み方
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」

「薄っぺら」の書き方・書き順

いろんなフォントで「薄っぺら」

「薄っぺら」の英語の意味


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