...リトマス溶液で薄く(*青く)色が付くようにして少量の窒素ガスを導入する...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...私の僅かな衣類は極めて薄く思われ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...薄く雪明(ゆきあかり)のした小路を...
石川啄木 「菊池君」
...その脊の骨ぐみだけは薄くしめツぽい輪廓が附いてゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...不思議な事には両川とも功名心が薄く...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...薄くお笑いになり...
太宰治 「駈込み訴え」
...水に溶(とか)されて行く紅の色か何ぞのように薄く入染(にじ)んでいるきりであった...
徳田秋声 「あらくれ」
...とに角今度の改正案によると私有財産制度の否定の方は非常に影が薄くて国体変革の方が著しく光って眼につく...
戸坂潤 「社会時評」
...その頬の皮膚が薄く透いて見えました...
豊島与志雄 「碑文」
...薄く灯のさしている障子のところで...
直木三十五 「南国太平記」
...薄く染めた綸子(りんず)の被布(ひふ)に...
夏目漱石 「虞美人草」
...薄くなると云う方が適当かも知れない...
夏目漱石 「坑夫」
...時々遠くから不意に現れる訴(うったえ)も、苦しみとか恐れとかいう残酷の名を付けるには、あまり微(かす)かに、あまり薄く、あまりに肉体と慾得を離れ過ぎるようになった...
夏目漱石 「門」
...久しくお茶にも縁が薄く...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...上には雲らしいものがかすかに薄く漂ふのである...
水野仙子 「夜の浪」
...薄くひき緊った唇が紅をさしたように赤く...
山本周五郎 「花も刀も」
...薄く削つた白金(プラチナ)の神経質の粉雪よ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...花びらのとがった先だけが紅色に薄くぼかされていて...
和辻哲郎 「巨椋池の蓮」
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