...おどろがさ枝に藷蕷を堀り...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...世人はこれを悟らずに今日でもヤマノイモに薯蕷の字を使っているのはもってのほかの曲事(くせごと)である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そしてこの山薬が薯蕷の代名となったのには一つのイキサツがあるのだが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...我邦従来の習慣を破って薯蕷がヤマノイモではないことを絶叫したのは私であって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...題は「やまのいもハ薯蕷デモ山薬デモナイ」であって詳しく...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ではその薯蕷とはなにものか...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...前記のようにナガイモには薯蕷の漢名があるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...このヤムは Dioscorea(薯蕷ノ属)属(ママ)中の数種の薯を指した名である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また田村西湖(たむらせいこ)口義の『本草綱目記聞(きぶん)』薯蕷の条下に「ナガイモト云ハヤマイモノ人作ヲ経タルモノナリ」と書いてあるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...昔からどの学者もどの学者もみなヤマノイモ(ジネンジョウ)を薯蕷だとしていた...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...薯蕷はけっしてヤマノイモではなくまさにナガイモであることを明かにしその誤りを匡正したのは私であって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それは昭和二年(1927)十二月三十一日発行の『植物研究雑誌』第四巻第六号での「やまのいもハ薯蕷デモ山薬デモナイ」であった...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...家山薬とともに薯蕷すなわちナガイモ(Dioscorea BatatasDecne.)の一名で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...当時その諱を避けて薯蕷を薯薬と変更した...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...つまりナガイモの元の名の薯蕷が薯薬に変りこの薯薬が山薬となったのである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...例せば小児が薯蕷(やまいも)を焼くとき共に食うべき肴(さかな)を望まば...
南方熊楠 「十二支考」
...薯蕷(やまのいも)を掘り...
宮崎湖処子 「空屋」
...薯蕷の乾粉を使用すると佳良であります...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
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