...白堤寒柳晩蕭蕭...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...その声また蕭蕭たり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...噴水の響は蕭蕭として雨の濺ぐに似たり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...月のあきらかな夜には風露の蕭蕭(しょうしょう)と音する響を聞いて楽んだ...
永井荷風 「向嶋」
...ああ悲風蕭蕭たるかなワータルロー...
萩原朔太郎 「宿命」
...空の暗さが深く思われる時に「蕭蕭暗雨打窓声(せうせうあんうまどをうつこゑ)」などと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その屋根のあたりに蕭蕭とした芒やかやの戰いでゐるのが...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...蕭蕭とした荒い景色のなかに顫(ふる)えて...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...京都の茅野蕭蕭(ちのせうせう)君に託して買つて貰つた舞扇(まひあふぎ)の一対とを夫人に捧げた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...長濱さんは私達の友人茅野蕭蕭...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??