...あの座敷は善く言えば蕭散としている...
芥川龍之介 「島木赤彦氏」
...風韻蕭散と称せらる...
芥川龍之介 「八宝飯」
...蕭散(しょうさん)愛すべき庁堂と言うべし...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...画房や前栽(せんざい)に漾(ただよ)う一種異様な蕭散(しょうさん)の気分に浸らなければその画を身読する事は出来ないが...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...極目蕭散にして快濶也...
大町桂月 「常磐の山水」
...蕭散なる古驛、馬小屋多し...
大町桂月 「白河の關」
...古色を帶びて蕭散なり...
大町桂月 「冬の榛名山」
...蕭散なる閑地なり...
大町桂月 「水戸觀梅」
...寒景蕭散可愛...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...全く蕭散としてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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