...それさへ蕭条(せうでう)たる幾叢(いくむら)の枯薄(かれすすき)に遮(さへぎ)られて...
芥川龍之介 「芋粥」
...夕暮がたの蕭(しめ)やかさ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...忽ち雨に蕭條たり...
大町桂月 「春の郊外」
...蕭条(しょうじょう)たる秋風の吹くころ...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...それが蕭条としてなおどこかに明るいところのある秋風と共通の感じを持っておるのであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...クリストフは蕭条(しょうじょう)たる野の中で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...蕭条(しょうじょう)たる秋風の音は...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...孟卿は蕭奮の門人で...
服部宇之吉 「荀子解題」
...満目蕭条たる己の晩年に...
原民喜 「画集」
...かの窓に屯ろする人々に――涼風夜雨を吹き蕭瑟として寒林を動かせりなどゝ歌つて...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...その屋根のあたりに蕭蕭とした芒やかやの戰いでゐるのが...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...満園露気秋蕭灑...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蕭々(しょうしょう)たる雨の音と...
山本周五郎 「新潮記」
...蕭寂として何の俗音も無い...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...風蕭々(しょうしょう)...
吉川英治 「上杉謙信」
...蕭々たる蘆や葭(よし)が一面に生い茂っていた...
吉川英治 「三国志」
...水滸(すいこ)の蕭条(しょうじょう)たる彼方に真ッ赤な日輪をのんで沈みかけている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蕭照なる一作家も新(あらた)に画院の一員に列していた...
吉川英治 「人間山水図巻」
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