...かはたれ刻(どき)は蕭(しめ)やかに...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...なが「憂愁」と「歡樂」と語らふ聲の蕭(しめ)やかさ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...燈火(あかり)無き室(ま)の蕭(しめ)やかさ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...自分がこの秋数回にわたって見てまわった被害地の蕭条たる天地だった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...忽ち雨に蕭條たり...
大町桂月 「春の郊外」
...四鄰蕭条...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...三册とも、八つ折判の、すべすべしたアート紙に印刷された、薄い雜誌で、表紙には彼の好みらしくギリシヤの瓶の繪が刷られてあるかと思ふと、次には犀星の卷頭詩が載つてゐたりして、いかにも仲のいい二人の共同編輯らしく、その他には蒲原有明、高村光太郎、茅野蕭々、日夏耿之介、前田夕暮、山村暮鳥などが寄稿してゐる...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...やがて何処からともなく一人の白哲長身の至つて物静かな蕭条たる僧侶が現れて...
牧野信一 「気狂ひ師匠」
...満園露気秋蕭灑...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...全く蕭散としてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...蕭殺(しょうさつ)とした墨いろの中に鬼気をもって...
吉川英治 「銀河まつり」
...秋ではないが蕭々(しょうしょう)に感じられて...
吉川英治 「剣難女難」
...蕭関に行き着いて...
吉川英治 「三国志」
...蕭々(しょうしょう)...
吉川英治 「三国志」
...悲風蕭々(しょうしょう)たるものがあったであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...蕭譲は密室にこもって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蕭照は退屈まぎれに...
吉川英治 「人間山水図巻」
...その門から出た蕭照も...
吉川英治 「人間山水図巻」
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