...わたしは蕭々(せうせう)たる樹木の間(あひだ)に...
芥川龍之介 「支那の画」
...蕭かな雨の音が枕に傳はつて來た...
石川啄木 「天鵞絨」
...蕭(しめ)やかに...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...その欅が雨雲の下にしきりに落葉しているのが妙に蕭条としたかんじだった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...蕭條として人物なく...
大町桂月 「常磐の山水」
...ただ一基……折しも陽(ひ)雲にかくれて晩春の気蕭条(しょうじょう)! ここに数奇(すうき)の運命の人眠る...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...× × ×さうして弟の逝つた翌くる日、即ち九月十九日、秋雨蕭条の中、伊香保から弟の遺骸を未亡人其他一同と送つて来た途中、雨は漸く武蔵野に掛る時に霽れまして、上州を出て熊谷辺に掛ります時には霽れまして、さうしてまるで朝日の如く綺麗な太陽が西に輝きまして、東の方にも、何と云ふ美しい虹でありませうか、大きな虹が半輪を作つて映じました...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...蕭条たる自然の背後に拡(ひろ)がって行く...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...冬の蕭条(しょうじょう)たる木枯(こがらし)の中で...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...蕭条(しょうじょう)とした山野の中を...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...秋雨蕭々(しょうしょう)として虫の音(ね)草の底に聞こえ両側の並松一つに暮れて破駅既に近し...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...蕭斉訳『百喩経』に同じ話の異態を載す...
南方熊楠 「十二支考」
...蕭々風雨夜(せうせうたりふううのよ)...
森鴎外 「魚玄機」
...蕭々(しょうしょう)と寒風に苦しめられて育った北向きの藪からは...
吉川英治 「剣の四君子」
...いにしえの蕭何(しょうか)とか...
吉川英治 「三国志」
...徹夜ノ西風ハ破扉(ハヒ)ヲ撼(ユルガ)シ蕭条(ショウジョウ)タル孤屋(コオク)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...偽墨偽印の作製に心血をそそいだ蕭譲と金大堅のふたりは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...聖手書生の蕭譲(しょうじょう)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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