...彼は遊蕩児として知られており、毎晩パーティーに出かけている...
...彼女は遊蕩児には見えないが、よく人々を魅了している...
...遊蕩児のように生きることは、多くの人にとっては理想的な生き方ではないかもしれない...
...あの男は遊蕩児としての名声を築いたが、最近は少し静かになったらしい...
...彼は遊蕩児として有名な作家で、多くの小説を書いている...
...西鶴の「置土産(おきみやげ)」にある蕩児(たうじ)の一生と大差ないのである...
芥川龍之介 「続芭蕉雑記」
...今までの蕩児らしい気分が跡方も無く消え去って...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...希代の遊蕩児であった...
江戸川乱歩 「影男」
...「改造」に出てゐる倉田百三の『蕩児(たうじ)の落ちる地獄』といふのは大変なものだ...
田山録弥 「三月の創作」
...ただ科学の野辺に漂浪して名もない一輪の花を摘んではそのつつましい花冠の中に秘められた喜びを味わうために生涯を徒費しても惜しいと思わないような「遊蕩児(ゆうとうじ)」のために...
寺田寅彦 「科学に志す人へ」
...すなわち遊蕩児なのです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...遊蕩児もすぐ見分けがつきます...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...遊蕩児であり、風俗壊乱を何とも思わない耽美主義者であり、いわばこの考えかたの殉教者であるかもしれないと博士はいわれている...
中井正一 「美学入門」
...有名な交声曲(カンタータ)「蕩児(とうじ)」が一等賞になった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...何時の間にやら一とかどの蕩児(とうじ)になり切って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...放蕩児が受けなければならぬ劫罪(ごうざい)なのです...
久生十蘭 「キャラコさん」
...どちらから見ても遊蕩児(ゆうとうじ)だといえるねえ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
......
前田普羅 「普羅句集」
...私は恰で遊蕩児のやうに阿母の言葉などは何処吹く風かとばかりにうけ流して...
牧野信一 「熱海線私語」
...遊蕩児にも貧困者にも一様に人気があつたが...
牧野信一 「歌へる日まで」
...町の「だらしのない放蕩児であつたこと...
牧野信一 「山を降る一隊」
...その人は青春時代を遊蕩児として送った後...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...第二に轢死者は資産家の蕩児であつた...
横光利一 「マルクスの審判」
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