...彼は遊蕩児として知られており、毎晩パーティーに出かけている...
...彼女は遊蕩児には見えないが、よく人々を魅了している...
...遊蕩児のように生きることは、多くの人にとっては理想的な生き方ではないかもしれない...
...あの男は遊蕩児としての名声を築いたが、最近は少し静かになったらしい...
...彼は遊蕩児として有名な作家で、多くの小説を書いている...
...蕩児の玩弄に任すべき美人以上の何物かである...
芥川龍之介 「上海游記」
...評判の遊蕩児(ゆうとうじ)と来ているんでしょう...
芥川龍之介 「文放古」
...同じ遊蕩児でも東家西家と花を摘んで転々する浮薄漢ではなかったようだ...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...女に捉へられゝば遊蕩児になつてその自由を失ふ...
田山録弥 「生滅の心理」
...あらゆる放浪(ほうろう)を為尽(しつく)して行き処なき蕩児も...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...老放蕩児にとって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...こうなるからは誰ぞ公辺(こうへん)の知人(しりびと)を頼り内々(ないない)事情を聞くに如(し)くはないと兼(かね)て芝居町(しばいまち)なぞでは殊(こと)の外(ほか)懇意にした遠山金四郎(とおやまきんしろう)という旗本の放蕩児(ほうとうじ)が...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...有名な交声曲(カンタータ)「蕩児(とうじ)」が一等賞になった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...悲惨な遊蕩児(ゆうとうじ)たちをながめた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...蕩児は蕩児なりに...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...往年の蕩児(とうじ)はすっかりよい気持になって時間を過したが...
火野葦平 「糞尿譚」
...口先だけの遊蕩児である身の程を顧みて...
牧野信一 「渚」
...半狂人的の遊蕩児と吹聴した...
牧野信一 「南風譜」
...町の「だらしのない放蕩児であつたこと...
牧野信一 「山を降る一隊」
...その蕩児(とうじ)ぶりがちがう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の質問の中心点である被告が性的な嫉妬から蕩児を轢殺したのかそれとも階級的な反感から轢殺したものかと云ふ疑ひを...
横光利一 「マルクスの審判」
...蕩児よりも番人だ!」今は判事も全く晴れ晴れとした気持ちであつた...
横光利一 「マルクスの審判」
...なかなかもののあわれも蕩児(とうじ)の心をそそるのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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