...久津見蕨村などいふ人々は...
石川三四郎 「浪」
...蕨(わらび)が触(さは)つた...
泉鏡太郎 「怪力」
...此際は寛は蓬(よもぎ)蕨(わらび)を採るに野に出(いず)るも...
関寛 「関牧塲創業記事」
...芝居よりは摘み草に持って来いと云う日だ」「何処ぞここら辺に蕨(わらび)やつくしの生えてるとこおすやろか」「さあ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...「この前蕨(わらび)や土筆(つくし)たんと採ったわなあ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...蕨も沢山に出るし...
田山録弥 「行つて見たいところ」
...『オ、蕨!』『あ、こゝにもあつたわ』二人はこんなことを言ひながら、やつと拳(こぶし)をひらき始めたやうな蕨を手に余るほど採りつゝ歩いた...
田山録弥 「父親」
...ひょろりとした蕨(わらび)...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...蕨(わらび)を採って食った...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...又た蕨粉の製造場でも拵へて...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...叔斉殿が首陽山に蕨(わらび)の乏しいのを感じたか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...天狗の運動場といふのは何処?」「こゝからは見えない、蕨の産地だが...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...蕨(わらび)の萌(も)える学校裏の山が現われて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...)蕨粉(わらび)餅を売る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蕨(わらび)の根餅(ねもち)や葛(くず)の粉の類は...
柳田国男 「木綿以前の事」
...二蕨平の住居は、土地の者たちが建てて呉れた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...蕨が延びるとこうなるんです...
横光利一 「旅愁」
...淋しくなれば溪間に出て蕨を摘んだり...
若山牧水 「山寺」
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