...茎の長い蕗(ふき)をかざしてゐる...
芥川龍之介 「点心」
...当らぬ為の蕗であつた...
芥川龍之介 「点心」
...情夫の蕗屋が化けたのだ」「それを家内中が知らなかったというのは...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...それから、三千子、蕗屋、安川国松の三人は一先ず原庭署へつれて行かれたが、田村氏の言葉もあるので、誰も彼等の身の上を気づかうものはなかった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...蕗屋はこの金に誘惑を感じたのだ...
江戸川乱歩 「心理試験」
...「蕗屋も斎藤も中々(なかなか)勉強家だって云いますが...
江戸川乱歩 「心理試験」
...蕗(ふき)の芽とりに行燈(あんど)ゆりけす芭蕉がそれに続けた...
太宰治 「天狗」
...日の照る若葉はゆらぐともなく・草の葉ふかくきり/″\すのをさなさよ・ぢつとしてたんぽゝのちる・放たれて馬にどつさり若草がある・夏山のせまりくる水をくみあげる・からころ/\水くみにゆく・月あかりの筍がつちり・蕗の葉の大きさや月かげいつぱい・月のあかるい別れ姿で五月八日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...蕗(ふき)の薹(とう)が唯三つ四つ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...眼のさめるような緑青色の岩蕗や羊歯が繁っている...
久生十蘭 「肌色の月」
...都合の好いことには蕗子は他の部屋にでも行っていたのか...
山下利三郎 「流転」
...誰が封を切ったものか私から蕗子に宛てて投込(なげこん)だ手紙が握られていました...
山下利三郎 「流転」
...それが近頃になって蕗子は私に...
山下利三郎 「流転」
...殊に人蔘と蕗の葉はビタミンCを豊富に含有しているそうで...
山本周五郎 「季節のない街」
...蕗(ふき)のとう秀吉が姫路へ着いたのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふところの蕗のとうが萎(な)えてはと...
吉川英治 「新書太閤記」
...朽葉の下から蕗(ふき)や若菜がわずかに萌(も)え出ていた...
吉川英治 「親鸞」
...お身とは親もゆるしているとか聞く蕗どのも...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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