...』二二 大食家『昆虫は卵で其の蕃殖をする...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...然るに一方社会の悪分子は何等の道徳律にも束縛せられずして彼等の同族を蕃殖(はんしょく)せしめてゐるのである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...およびその種を蕃殖させるに必要なだけの生活資料に制限される...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...人類の蕃殖ということは両性よりする...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...自分の種属は漸々蕃殖して全世界に拡がり...
丘浅次郎 「人類の将来」
...蕃殖の遅かるべきこと...
丘浅次郎 「人類の将来」
...猿は年々蕃殖(はんしょく)するそうである...
高浜虚子 「別府温泉」
...ピンの子孫(しそん)が近村に蕃殖した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...他の良魚よりはすばらしい蕃殖力を持っていることだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...蕃殖力というのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...犬の子が盛んに蕃殖をいたしつつありますな」「はい」「いったい...
中里介山 「大菩薩峠」
...引続き蕃殖力がその全幅の作用を発揮するのを阻止するであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...わが邦にも狐狸を取り尽くして兎跋扈(ばっこ)を極め農民困(くる)しむ事しばしばあるが熟兎の蕃殖はまた格別なもので...
南方熊楠 「十二支考」
...諸動植が占居蕃殖せる地面を人の物とし神の用に供するに及んでも...
南方熊楠 「十二支考」
...綿羊は常に鹿の蕃殖を妨げ...
南方熊楠 「十二支考」
...鹿児島だけにはそれが蕃殖(はんしょく)していつの頃にか船で運ばれたものと想像せられており...
柳田国男 「海上の道」
...人間世界に降(くだ)って蕃殖し...
柳田国男 「海上の道」
...その蕃殖力(はんしょくりょく)があんまり盛んなばかりに...
柳田国男 「海上の道」
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