...それもこの子のお蔭だ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...といふ蔭口をきかれてゐる身分であつて...
太宰治 「猿面冠者」
...草葉の蔭(かげ)で泣いていらっしゃるでしょうねえ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...母の蔭なる子の如く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...多分アジア主義者であるお蔭で...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...蔭には勤王方に心を運ぶ二股者(ふたまたもの)...
中里介山 「大菩薩峠」
...日蔭に置いてある...
中里介山 「大菩薩峠」
...戸口(とぐち)の蔭(かげ)に隱(かく)れて聞(き)いて居(ゐ)たおつぎは巡査(じゆんさ)の去(さ)つた後(のち)漸(やうや)く姿(すがた)を表(あら)はした...
長塚節 「土」
...蔭へ廻ると「濤子さん――」と言ったような無礼な口を利くそうで...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...漸く蔭を作りかけた申刻(なゝつ)(四時)近い刻限でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...明るさの蔭の暗さ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...首うな垂れて八五郎の蔭に隱れて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あたしが蔭にまわって庇うぐらいのことをしなくっちゃ...
久生十蘭 「喪服」
...蒸物は少し面倒(めんどう)ですがそれへ米利堅粉と玉子とを入れて全体ならカステラ鍋で一時間ほど蒸焼(むしやき)にするのですがただお湯で蒸してもようございます」と平生(へいぜい)は安物と軽んぜらるる薩摩芋がお登和嬢のお蔭にて今日は上等料理に出世したり...
村井弦斎 「食道楽」
...樹蔭づたいにそっと近づいていった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...如何なる風体の坊主にやと件(くだん)の蔓草の葉蔭より覗き見るに...
夢野久作 「白くれない」
...花の蔭を行く剣光が終夜キラキラ巡っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...七郎は梅花(うめ)の樹蔭(こかげ)をのぞいた...
吉川英治 「親鸞」
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